講演・口頭発表等

2008年

軟エックス線写真・非破壊蛍光X 線地殻コアロガー(TATSCAN) を利用した迅速なサンゴ骨格の成長量・化学組成変動分析による古環境解析手法の開発

日本地球化学会年会要旨集
  • 岨 康輝
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  • 渡邊 剛
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  • 坂本 竜彦
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  • 飯島 耕一
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  • 高沢 昌芳
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  • 入野 智久
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  • アギラル ヨランダ
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  • 加瀬 友喜

本研究では, 非破壊かつ迅速で簡便にサンゴ骨格成長量と俯瞰的な化学組成変動(数ヶ月程度の解像度での季節変動)を捉える分析手法を開発することが目的である。具体的には, 軟X線写真,非破壊蛍光X線地殻コアロガー・微少領域対応型(TATSCAN-F1)とコア対応型(TATSCAN-F2)を用いて, サンゴ骨格成長量と俯瞰的な化学組成変動を時系列に沿って分析する。本研究手法の確立により, 最大150cm長のサンゴコア(推定年齢150年程度)のサンゴ骨格成長量と俯瞰的な化学組成変動を, サンゴコアを数枚に切断することなく, 非破壊で数日以内に分析できる。本講演では, 我々がこれまで鋭意進めてきたそれらの手法の可能性と開発成果を報告する。

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005053676