共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

日本の高齢者の「人生の最終段階を見据えた話し合い」促進プログラム開発と検証

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 宮下 淳
  • ,
  • 福原 俊一
  • ,
  • 山本 洋介
  • ,
  • 清水 さやか

課題番号
18K07418
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

非終末期高齢者に対する人生の最終段階における治療方針に関する話し合い(人生会議、Advance Care Planning, ACP)実践の有用性を裏付けた研究は日本だけでなく海外でもほとんど行われていない。応募者らは「非終末期高齢者におけるACP実践は、来るべき人生の最終段階への準備というだけにとどまらず、人生の最終段階を考えることによって現在の生活の質をも向上させ、精神的に豊かな生活を送るうえで重要な役割を果たすのではないか」という問いを本研究の核心をなす学術的な問いとして、非終末期高齢者に対するACP実践の有用性を裏付けるための研究をすすめてきた。応募者らは、2015年度より日本の高齢者によるACP実践の促進・阻害要因に関する量的研究や、日本の高齢者がACP実践に至るプロセスを解明する質的研究を行った。さらに現在、ACP実践を開始する最適な時期に関する国際共同研究を行っており、日本の非終末期高齢者がACP実践を行うプロセスを家族関係や社会的ネットワークの観点から明らかにしつつあった。以上のことを踏まえ、日本の非終末期高齢者に対するACP実践促進プログラム開発を行う事が、本研究の第一の目的である。本年度、先行して行った研究の知見をもとにプログラムを開発し、デルファイ法を用いてコンセンサスを得るために、先行して行った研究知見をまとめ、「比較的健康な高齢者に対するACPを実践するための介入プログラム(健康高齢者ACP実践プログラム)」の内容のリストアップを行った。現在、デルファイ法を用いて専門家の意見を集約させ、コンセンサスを得た健康高齢者ACP実践プログラムを開発する研究の倫理申請を行っているところである。