2016年4月 - 2019年3月
睡眠誘発物質合成酵素L-PGDSの基質認識と生成物放出のメカニズムの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)は睡眠物質(PGD2)を合成する酵素であり、睡眠中枢を活性化することで哺乳類の睡眠導入や概日サイクル(体内時計)調節に関与している。従って、L-PGDSをターゲットとした創薬は新規作用機序を持つ睡眠調節薬の開発につながる。本研究では、L-PGDSの分子内部にある2つの基質結合部位の同定とさらにそれぞれの結合部位がどのようにプロスタグランジンの認識に関与するかを明らかにした。また、熱力学的パラメータの取得より、それぞれの結合部位の相互作用の特徴付けを行った。
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- 課題番号 : 16K18868
- 体系的課題番号 : JP16K18868