2020年5月
【慢性疼痛と理学療法】慢性疼痛の脳科学的理解のポイント
理学療法
- ,
- 巻
- 37
- 号
- 5
- 開始ページ
- 404
- 終了ページ
- 411
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)メディカルプレス
1.慢性疼痛の脳メカニズムについては、ボトムアッププロセスとトップダウンプロセスに分けて捉えることで、正確な理解につながると考える。2.慢性疼痛者の理学療法においては、下行性疼痛抑制系の破綻を問題視するだけでなく、その機能低下を考慮した上で、臨床現場で工夫する必要がある。3.慢性疼痛者では報酬に基づく意思決定プロセスに問題があるということが実験でも証明されており、認知行動療法の考え方を取り入れながら理学療法を進める必要があろう。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 0910-0059
- 医中誌Web ID : 2020281362