共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2022年3月

ヒストンメチル化酵素G9aによる胎児型ヘモグロビンの制御機構解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
20K15451
体系的課題番号
JP20K15451
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

鎌状赤血球症の治療戦略は、胎児型グロビンの再活性化誘導である。本研究はヒストンメチル化酵素G9aに着目し、その再活性化機構の全貌解明を目指した。開発したG9a阻害剤のin vivo解析では、1週間連続投与で胎児型グロビンの再活性化が見られ、4週間後でも顕著な異常は観察されなかった。また、この再活性化制御機構の主要な転写抑制因子とG9aの関係性を評価した結果、G9aは転写因子の発現量に寄与しない一方で、グロビン遺伝子座へのリクルートを制御していることが示唆された。加えて、RNA-seq解析はG9a阻害による再活性化機構にBGLT3の発現が関与していることを明らかにした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K15451
ID情報
  • 課題番号 : 20K15451
  • 体系的課題番号 : JP20K15451