2016年4月 - 2019年3月
住民主体による高齢者の地域活動促進プログラムの健康増進及び介護予防への長期効果
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
住民主体により創出された活動の長期効果と課題を明らかにすることを目的とした。地域活動は住民のつながりを強め、加齢に伴う高齢者の社会参加の低下を有意に抑制することが示された。活動能力及び生きがい得点の変化においても有意ではないものの同様の傾向が示された。しかし、介入地区と対照地区の要支援・要介護の新規発生率には、差がみられなかった。地域活動のリーダーと参加者に対するインタビューにおいて、地域活動が参加者の楽しみや心身の健康づくり、参加者同士のゆるやかなつながりや見守り、さらには、新たな課題の解決に役立っていることが示された。また、参加者の高齢化や固定化が課題であることが示された。
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- 課題番号 : 16K01770
- 体系的課題番号 : JP16K01770