2019年6月 - 2021年3月
液-液相分離によるタンパク質安定化技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
タンパク質はポリマーとともに液-液相分離して形成したドロプレットを形成させることができる。本研究課題は、抗体(IgG)を対象に、ドロプレットをふたたび分散できる方法の確立を目的とした。ポリグルタミン酸とIgGを対象に、タンパク質高分子電解質複合体(PPC)の可溶性と凝集性がどのように異なるのかを調べた。その結果、透明なタンパク質高分子電解質複合体(S-PPC)と、白濁した状態のタンパク質高分子電解質複合体(A-PPC)にわかれることがわかった。興味深いことに、ポリグルタミン酸を加えない分散した状態と比較し、A-PPCおよびS-PPCは粘度が下がることがわかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K22377
- 体系的課題番号 : JP19K22377
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Sensors 20(12) 3367-3367 2020年6月14日 査読有り招待有り