2014年4月 - 2017年3月
メンデリアンランダマイゼーション法を用いた糖尿病とがんの因果関係評価のための研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
多目的コホート研究(JPHC Study)の約3750人のがん罹患症例と約13000人のサブコホート症例のサンプルで、ケースコホートデザインでMendelian Randomization(MR)法により、糖尿病とがんリスクとの関連を検討した。糖尿病に関連する29個の1塩基多型を操作変数として解析したところ、MR法では糖尿病は全がんリスクと関連していなかった。膵がん、肝がん、大腸がんなどのがん種毎の解析でも同様の結果であった。本研究により、糖尿病曝露そのものは、がんの真の危険因子ではないことが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 26290046
- 体系的課題番号 : JP26290046