2016年
10保−24−口−06 教職実践演習における成果と課題
日本体育学会大会予稿集
- ,
- ,
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
<p> 教職実践演習における保健の実施状況は先行研究で明らかとなっている(杉崎・物部・植田、2016)。本研究の目的は、教職実践演習における成果と課題を集約することであった。教職実践演習の担当者に対して行った調査で得た回答者の自由記述のすべての内容をまとめ、解釈して分類を行った。その結果、学生、教育実習、担当教員、運営、内容、意義、時数、ニーズなどに対しての成果または課題が確認された。代表的な内容では、教育実習を経験した学生の成長が確認できたなどの成果である。一方、教員を目指す学生とそうではない学生の取り組みの差があったなどの課題もみられた。さらに、保健の内容を扱って欲しいという学生のニーズがあったという記述も複数あった。本研究では、教職実践演習における成果と課題を集約した。実施状況と併せて教職実践演習における保健の内容改善を検討する際に参考となる枠組みを得た。</p>