2019年4月 - 2022年3月
宅地にも適用可能な液状化対策としての混合微粒子注入工法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の目的は,微粒子注入工法の開発である.これは液状化が懸念される砂地盤に,微小な粒径の複数の固体を水で地盤に注入するものである.注入後,これらの材料が反応して周辺の砂粒子とともに固化する.
低コストで微粒子化可能な材料の中から,固化後に高強度が期待される組合せを抽出した.その結果,高炉スラグと半水石膏,酸化マグネシウムの微粒子組合せは幅広い配合比で十分な圧縮強度を満たした.地盤注入では,微粒子濃度が高くなるほど,目詰まりしやすく,水粉体比(重量)6~10%程度の溶液を高い流速で注入する必要がある.2次元模型土層による微粒子浸透実験では,混合微粒子が目標通りに注入され,数週間程度で固化した.
低コストで微粒子化可能な材料の中から,固化後に高強度が期待される組合せを抽出した.その結果,高炉スラグと半水石膏,酸化マグネシウムの微粒子組合せは幅広い配合比で十分な圧縮強度を満たした.地盤注入では,微粒子濃度が高くなるほど,目詰まりしやすく,水粉体比(重量)6~10%程度の溶液を高い流速で注入する必要がある.2次元模型土層による微粒子浸透実験では,混合微粒子が目標通りに注入され,数週間程度で固化した.
- ID情報
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- 課題番号 : 19H02240
- 体系的課題番号 : JP19H02240
この研究課題の成果一覧
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論文
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土木学会論文集 79(8) n/a-n/a 2023年8月 査読有り最終著者
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Earthquake Geotechnical Engineering for Protection and Development of Environment and Constructions- Proceedings of the 7th International Conference on Earthquake Geotechnical Engineering, 2019 5393-5401 2019年 査読有り