共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

宅地にも適用可能な液状化対策としての混合微粒子注入工法の確立

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H02240
体系的課題番号
JP19H02240
配分額
(総額)
15,860,000円
(直接経費)
12,200,000円
(間接経費)
3,660,000円

本研究の目的は,微粒子注入工法の開発である.これは液状化が懸念される砂地盤に,微小な粒径の複数の固体を水で地盤に注入するものである.注入後,これらの材料が反応して周辺の砂粒子とともに固化する.
低コストで微粒子化可能な材料の中から,固化後に高強度が期待される組合せを抽出した.その結果,高炉スラグと半水石膏,酸化マグネシウムの微粒子組合せは幅広い配合比で十分な圧縮強度を満たした.地盤注入では,微粒子濃度が高くなるほど,目詰まりしやすく,水粉体比(重量)6~10%程度の溶液を高い流速で注入する必要がある.2次元模型土層による微粒子浸透実験では,混合微粒子が目標通りに注入され,数週間程度で固化した.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H02240
ID情報
  • 課題番号 : 19H02240
  • 体系的課題番号 : JP19H02240

この研究課題の成果一覧

論文

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