共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年6月 - 2021年3月

植物プランクトンに由来するヒドロキシルアミンの生成・放出に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
19K22910
体系的課題番号
JP19K22910
配分額
(総額)
5,980,000円
(直接経費)
4,600,000円
(間接経費)
1,380,000円

ダム湖の有光層においてChl-aの増加に伴い、ヒドロキシルアミン(NH2OH)が蓄積するという興味深い現象を発見した。そこで、藍藻によるNH2OH産生の有無を調べるため、ダム湖から分離されたDolichospermum crassumの単一無菌培養株を用い、培養実験による検討を行ったところ、NH2OHの明らかな増加が確認された。この結果は、夏季に有光層で検出されたNH2OHが藍藻によって生成されたことを示唆する。我々の知る限り、NH2OHが植物プランクトンの窒素代謝によって生成されるという報告はなく、これは植物プランクトンに由来するNH2OHの生成を裏付ける最初の観測である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K22910
ID情報
  • 課題番号 : 19K22910
  • 体系的課題番号 : JP19K22910

この研究課題の成果一覧

受賞

  1