MISC

2007年8月

腎と肺の側臥位手術における術中体温の変動

日本手術医学会誌
  • 道尾 幸子
  • ,
  • 渡辺 明日香
  • ,
  • 山内 正憲

28
3
開始ページ
186
終了ページ
188
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本手術医学会

手術開始時から終了時まで30分間隔の直腸温を麻酔記録より収集し、年齢、性別、BMI、体表面積、輸液量、輸液速度との関連性を検討した。対象は、全身麻酔または硬膜外麻酔併用全身麻酔下で、術中に温風式加温装置を使用した胸腔鏡下肺切除術または腎臓摘出術の側臥位手術111例とした。両手術とも手術開始時より体温が徐々に低下し、60分から90分の間に最低温となった。しかし、手術開始90分以降は時間の経過と共に上昇した。術中体温と各項目の関連性については、年齢では両群とも60歳以上が60歳未満より体温が低く、性別では胸腔鏡下肺切除術で女性が男性より体温が低かった。BMIでは両手術ともBMI:25未満が体温の低い傾向にあり、体表面積では1.7m未満が最低温の低い傾向にあった。輸液量、輸液速度に関連性は見られなかった。体温低下は0.5℃以内であり、時間の経過とともに復温していることから、術中の温風式加温装置の使用は有効であると考察した。

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