2017年6月 - 2021年3月
ナイキスト基準の限界を超える高速無線伝送のための送信信号設計指針の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
- 課題番号
- 17K18871
- 体系的課題番号
- JP17K18871
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 6,240,000円
- (直接経費)
- 4,800,000円
- (間接経費)
- 1,440,000円
- 資金種別
- 競争的資金
ワイヤレス通信の分野では利用しやすい周波数帯域が逼迫しており、物理層において高い性能を実現することがますます重要になってきている。本研究ではナイキスト基準の限界を超える通信であるfaster-than-Nyquist (FTN) 信号伝送を対象として、送信シンボルとその電力制御の設計指針を示した。特に、固有値分解に基づいてFTN特有のシンボル間干渉の影響を除去し、相互情報量を導出することで、最適な電力配分を求めた。結果として、同じルートレイズドコサインフィルタを用いたナイキスト基準に基づく信号伝送方式と比べた場合に、ロールオフ率の分だけ高い周波数利用効率を実現できることを明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K18871
- 体系的課題番号 : JP17K18871