現代韓国語の文法記述、その歴史的変遷、及び日本語母語話者に対する韓国語教育の観点から、韓国語名詞文の文末表現に関わる現象について研究したものである。すなわち、韓国語の해요体に見られる二つの名詞文「名詞+-예요」と「名詞+-요」が[述部: 非述部]の対立をなしていることに着目し、そこを出発点として、この文法的対立が韓国語名詞文においていかにあらわれるかを、共時的・通時的に分析したものである。