2016年4月 - 2019年3月
宇宙機用放射率可変素子の性能向上に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
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本研究の目的は、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された放射率可変素子(SRD:Smart Radiation Device)に比べ、高性能な材料を見つけ出すことである。SRDは、温度変化に伴い金属-絶縁体転移を示すペロブスカイト型Mn酸化物(ABO3)であり、それに伴い赤外放射率が変化する。AサイトおよびBサイトの同時置換を行い、放射特性の改良を試みた。
本研究の結果、一部の温度域で上回る性能を備える材料を発見できたが、全温度領域で凌駕する材料は残念ながら見つけることができなかった。しかし、本研究を通して、多くの知見を得ることができたとともに、今後の探索方針を確認することができた。
本研究の目的は、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された放射率可変素子(SRD:Smart Radiation Device)に比べ、高性能な材料を見つけ出すことである。SRDは、温度変化に伴い金属-絶縁体転移を示すペロブスカイト型Mn酸化物(ABO3)であり、それに伴い赤外放射率が変化する。AサイトおよびBサイトの同時置換を行い、放射特性の改良を試みた。
本研究の結果、一部の温度域で上回る性能を備える材料を発見できたが、全温度領域で凌駕する材料は残念ながら見つけることができなかった。しかし、本研究を通して、多くの知見を得ることができたとともに、今後の探索方針を確認することができた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16K06141
- 体系的番号 : JP16K06141