2017年4月 - 2020年3月
日本の資源政策における推進・阻害要因:環境政策史アプローチによる解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は,研究代表者がこれまで開拓してきた環境政策の歴史研究(環境政策史: Environmental Policy History)の手法に基づき,日本の資源に関連する政策の展開を考察しようとするものである。1970年代以降の日本の資源・環境政策に関する歴史研究はこれまでほとんどおこなわれてこなかったが,環境政策・環境経済研究者,現代史研究者,経済史研究者,日本史・環境史研究者による研究グループにより,このテーマに多角的に取り組んでいる。
そして,本年度の研究成果として特筆すべき点は,文書館・図書館等にて本テーマに関係する重要かつ大量の史資料を発掘したことである。その一部についてはすでに分析を進め,その成果は,研究協力者である友澤悠季長崎大学准教授も交えて2019年3月に開催したワークショップにおいて報告された。今後,さらにそれらの資料群の分析を進め,本テーマに関する新しい知見の導出を目指す。と同時に,これまでほとんど省みられていなかった,日本の資源・環境政策におけるキーパーソンや,フィールドを見出すこともできた。このキーパーソン及びフィールドに関する調査は,次年度においても実施することになる。また,本テーマに関係した財界人,元官僚などへのインタビューも実施し,史資料とあわせて立体的に研究対象時期の状況を再構成できるようになってきた。加えて,全国紙等の新聞,各種業界団体雑誌などの渉猟も引き続き実施した。
そして,本年度の研究成果として特筆すべき点は,文書館・図書館等にて本テーマに関係する重要かつ大量の史資料を発掘したことである。その一部についてはすでに分析を進め,その成果は,研究協力者である友澤悠季長崎大学准教授も交えて2019年3月に開催したワークショップにおいて報告された。今後,さらにそれらの資料群の分析を進め,本テーマに関する新しい知見の導出を目指す。と同時に,これまでほとんど省みられていなかった,日本の資源・環境政策におけるキーパーソンや,フィールドを見出すこともできた。このキーパーソン及びフィールドに関する調査は,次年度においても実施することになる。また,本テーマに関係した財界人,元官僚などへのインタビューも実施し,史資料とあわせて立体的に研究対象時期の状況を再構成できるようになってきた。加えて,全国紙等の新聞,各種業界団体雑誌などの渉猟も引き続き実施した。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K00684
- 体系的課題番号 : JP17K00684