2019年5月
特定の化学条件下でのジルカロイ被覆管によるSr蒸気種の化学的トラッピング
Proceedings of International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research (FDR 2019) (Internet)
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開始ページ
- 4
- 終了ページ
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
福島原子力発電所事故では、炉心への海水注入により揮発性のSrCl$_{2}$が生成し、不揮発性グループに分類されていたSrが、燃料から放出され、ステンレス鋼やジルカロイ(Zry)のような原子炉構造材と化学反応を引き起こした可能性がある。そして、このような反応は、炉内のSr分布に変化をもたらすと考えられたため、SrとZryとの化学反応に関する実験を行った。その結果、燃料からの放出直後にSr蒸気が化学的にジルカロイ被覆管にトラップされ、デブリの酸化物相中に優先的に保持される可能性のあることが分かった。