2011年 - 2012年
インフルエンザ誘発劇症型ARDS発症へのクローディン接着分子ネットワークの関与
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
劇症型ARDSモデルマウスを用いて、発症病態へのClaudinの関与を検討した。リアルタイムPCRで、傷害肺においてClaudin2、4の発現が亢進し、Claudin5、6、9、18-1の発現が低下した。病理では、気道上皮細胞でClaudin2、4の発現が強く認められた。Claudin4遺伝子欠損マウスではLPSによる肺水腫が悪化する傾向がみられた。これらの結果から、劇症型ARDSの発症にClaudinsが関与する可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23659841
- 体系的課題番号 : JP23659841