1999年5月21日
Functional MRI 時系列からの自律神経関連成分の抽出
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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- 巻
- 99
- 号
- 82
- 開始ページ
- 47
- 終了ページ
- 53
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
脳機能を非侵襲, 非観血に解析する手法としてFunctional MRI(NRI)がある. MRI信号は血流や呼吸等の自律神経関連成分の影響を受けていると考えられるが, 自律神経活動関連成分は脳機能解析の立場からは不要な成分である. しかし, fMRI時系列から自律神経関連成分の抽出が可能であるならば, 疲労やストレスの解析に有効であると思われる. そこで, 本研究ではfMRI時系列に対して連続Wavelet変換を試み, fMRI時系列に含まれる周波数成分の時間変化について自律神経活動関連成分との関係を調べた. その結果, fMRIデータには, 0.1[Hz]付近の周波数成分が存在しており, 負荷の変化につれて変動していることが分かった. HRVでは0.1[Hz]の成分は血圧調節系に関係しているという報告もある. また, そのような変化は, 解剖学的に静脈や髄液の部位に多く見られたことから, 血流や髄液が負荷の影響を受けて変化している可能性が考えられた.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110003287601
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN1001320X
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/4759594
- Jamas Url
- http://search.jamas.or.jp/link/ui/1999226753
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110003287601
- CiNii Books ID : AN1001320X