2009年3月
木材液化技術による建築廃材の利用(第1報)―CCA処理廃材利用の検討―
富山県農林水産総合技術センター木材研究所研究報告
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- 巻
- 1
- 号
- 1
- 開始ページ
- 38
- 終了ページ
- 45
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 富山県農林水産総合技術センター木材研究所
富山県内において多くの木質系建築廃材が発生している。これら建築廃材のうち、防腐処理廃材等の低品位廃材は、有効なリサイクル技術がないことから、焼却あるいは埋め立て処理されているのが現状である。一方、木質系廃材をリサイクル利用するための技術の一つに、木材の液化(加溶媒液化)技術がある。この技術は、木材を液状にしてしまうため、原料となる木材の形状、品質に制限がほとんどなく様々な廃材を利用できる。今回、CCA処理材をリサイクル利用するために、木材液化技術を適用し、CCA処理廃材からCCA成分(銅、クロム、ヒ素)を除去する方法を検討した。その結果、多段抽出装置による連続的に液化物および水を送入する条件下で、ベイツガCCA処理材のフェノール液化物から、銅、クロム、ヒ素が除去された。また、条件が適切であれば、CCA処理材液化物から9割以上のCCA成分を除去できることが確認できた。さらに、CCA除去液化物について、樹脂化できることが確認できた。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1883-3683
- J-Global ID : 200902279418149260
- CiNii Articles ID : 40016559945
- CiNii Books ID : AA12387785