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研究ブログ

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2019/01/19new

「平成最後のセンター試験」と「平成の試験」としてのセンター試験

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本日と明日の2日間、平成31年度大学入試センター試験が行われています。


1990(平成2)年1月に始まったセンター試験は、現行の形式では受験者の能力を適切に測定できる良問の在庫が減少してきたこと、大学に進学する者の増加による大学側の求める入学者像が変化したこと、さらにしばしば「1点刻み」とも称される一種の点数至上主義の横行など、様々な問題が生じてきたことから、センター試験は2020年1月施行分を最後に廃止され、2020年度から大学入学共通テストに移行するのは周知の通りです[1]。


今年4月30日(火)をもって今上陛下が遜位され、5月1日(水)に皇太子徳仁親王殿下が登極されること、さらに新帝の即位に伴って改元されることになります。


昨年来、多くの場面で「平成最後」という類の表現が用いられています。


一世一元の制が敷かれた明治以降だけでなく、天皇の崩御や譲位、さらに慶事や凶事の発生に伴って改元されてきた明治以前においても、現在通用している元号がいつ改められるかは分かりませんでした。


しかし、「平成」という元号については遅くとも2019年4月30日で廃止されることが決定しているのですから、645年に皇極天皇が元号を「大化」と定めて以来、日本において初めて起きた出来事と考えられることでしょう。


その意味でも、平成元年に第1回目が始まり、「平成最後」の年である平成31年で廃止されるセンター試験は「平成の試験」であったと言うことになるわけです。


[1]鈴村裕輔, 平成30年度大学入試センター試験に際しての「センター試験と新テスト」を巡る雑感. 2018年1月12日, https://researchmap.jp/jodenfb90-18602/.


<Executive Summary>
A Miscellaneous Impression of the Last of National Center Test for University Admissions (Yusuke Suzumura)


National Center Test for University Admissions of 2019 is held on 19th and 20th January 2019. The Center Test is the test for the Heisei Era, since the first test was held in January 1990, the first year of the Era.


13:24 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の出来事
2019/01/18new

東京都立青山高等学校の開校79年目に寄せる所感

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本日、東京都立青山高等学校の前身である東京府立第十五中学校が1940(昭和15)年1月18日に開校してから満79年目を迎えました。


周知の通り、青山高校は進学指導重点校として毎年着実に進学実績を向上させています。


また、日々の学習に加え、東京都を代表する文化祭の一つである外苑祭などの学校行事や部活動などで種々の成果を残しています。


さらに、東京都立青山高等学校同窓会も在校生の皆さんがよりよい環境で学校生活を送る一助となるべく、2020年の学校創立80周年を予祝する形で2017年6月に青山高校の在校生を対象とする奨学金制度を創設するとともに、2019年度中に現行の任意団体から一般財団法人に移行し、同窓会の運営の一層の安定化と組織力のさらなる強化を目指します。


これに加えて、PTAや後援会などの青山高校に関連する組織や近隣地域の住民や学校なども、青山高校を支援し、あるいは見守る存在として重要な役割を果たしています。


今後も、青山高校が過去の事績を受け継ぎつつ不断に成長を遂げ、来る2020年1月18日(土)の創立80周年とその後のさらなる進歩と発展とが期待されます。


<Executive Summary>
On the Occasion of the 79th Anniversary of the Tokyo Metropolitan Aoyama High School (Yusuke Suzumura)


On 18th January 2019, the Tokyo Metropolitan Aoyama High School celebrated its 79th anniversary since the 18th January 1940. Aoyama High School was established as the Tokyo Metropolitan 15th Junior High School in 1940 and still now one of top schools of Tokyo Metropolitan High Schools.


15:29 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の出来事
2019/01/17new

阪神・淡路大震災から24年目に際して改めて考える「想像する力」の重要性

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本日、1995年1月17日(火)に阪神・淡路大震災が発生してから、満24年が経ちました。


本欄が繰り返し指摘するように、いかなる鮮明で克明な印象も時間の経過に伴って記憶として堆積する以上、阪神・淡路大震災のような大災害であっても人々の印象が薄れるのは当然であり、毎年1月17日になると用いられる「阪神・淡路大震災から何年目」という陳腐的な表現が、実際にはわれわれに阪神・淡路大震災の記憶が風化していることを思い起こさせるための最も直接的な手段となります[1],[2]。


また、われわれが恐れるべきは「記憶の風化」ではなく、むしろ「記憶の風化を恐れること」であること、さらに記憶は風化するという事実から出発することがわれわれの風化した記憶を呼び戻すための第一歩であり、阪神・淡路大震災を後世に伝えるための出発点となることも本欄の指摘するところです[3]。


さらに、この時に求められるのは、風化する記憶の中から事柄を再構成し、あるいは追体験する努力となります。


その意味で、風化する記憶に向き合うために必要なのは、想像する力であると言えるのです。


[1]鈴村裕輔, 阪神・淡路大震災から19年目に際して、あるいは「記念の日」の必要性. 2014年1月18日, https://researchmap.jp/jotp4a4zr-18602/.
[2]鈴村裕輔, 記憶の風化を恐れるな――阪神・淡路大震災の発生から20年を経て. 2015年1月18日, https://researchmap.jp/joqmqdmtt-18602/.
[3]鈴村裕輔, 「記憶の風化」は阪神・淡路大震災を後世に伝える出発点である. 2017年1月18日, https://researchmap.jp/joc8tuq65-18602/.

<Executive Summary>
On the Occasion of the 24th Anniversary of the Great Hanshin-Awaji Earthquake (Yusuke Suzumura)


On 17th January 2019 is the 24th Anniersary of the Great Hanshin-Awaji Earthquake of 1995. Such “Memorial Day” is an essential event for us, since no one could not keep all impressions forever.


18:24 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 評論
2019/01/16new

メイ首相はマクドナルドの故事にならって「英国のEU残留の道」を開けるか

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現地時間の1月15日(火)、3月29日に予定されている英国の欧州連合(EU)からの離脱問題について、テレーザ・メイ政権がEUと合意した離脱協定案の採決が議会下院で行われ、賛成202票、反対432票の反対多数で否決されました[1]。


今回の投票では与党の保守党から118名が造反し[1]、メイ政権の求心力の低下が一段と進んでいることが明らかになりました。


メイ政権は1月21日(月)までに議会に対して代替案を提示する予定ながら、求心力の低下したメイ首相が新たな離脱案で党内をまとめきれる可能性は低く、労働党が内閣不信任案の提出を検討する[3]など、英国のEU離脱問題の先行きは透明さを増しています。


それでは、今後、メイ政権はどのような進路を選ぶべきなのでしょうか。


様々な選択肢の中であり得べき方法の一つが、下院を解散してEUからの離脱の可否を争点とする総選挙を実施するというものです。


周知のとおり、英国は議会任期固定法により、内閣の解散権が制約されています。すなわち、下院の総議員の3分の2以上の同意を得て早期の解散を議決するか、下院が内閣不信任案を議決する場合のみ、内閣による解散権が行使されるのです[4]。


しかし、労働党がEUからの離脱を進めるメイ政権を信任しないとして内閣不信任案を提出する場合、今回の採決と同様に保守党のEU離脱反対派が造反して賛成に回る可能性は高まります。


確かに、保守党から立候補して当選した議員が自党の党首が首班である内閣の不信任案に賛成することは、有権者に対する信頼を損なう行為にほかなりません。そのため、EU離脱反対派の議員には、世論の批判に耐えるだけの意志の強さが求められます。


その一方で、もし英国の国益を尊重して汚名を甘んじて受けるなら、内閣不信任案の可決によりメイ政権が下院を解散する道が開けます。


その際に総選挙が行われればEUからの離脱に反対する世論の高まりを背景にEUへの残留を主張する政党が勢力を伸張させて新たな政権を発足させることになるでしょう。


このとき、メイ首相と保守党のEU離脱推進派は敗北を喫することになります。


しかしながら、かつて英国史上初めて労働党政権を発足させたラムゼイ・マクドナルドは世界恐慌の際に政府支出削減の一環として失業手当削減策を打ち出して与党労働党との対立を招いて退陣したものの、保守党との間で挙国一致内閣を組織して首相となり、労働党からは除名されました。それでも、マクドナルドは労働党を犠牲にする形で所期の政策の実現に成功しています。


マクドナルドの故事に倣えば、元来はEU残留派であったメイ首相が、保守党のEU離脱推進派を犠牲にする形で残留派に議会の過半数を占めさせ、EUからの離脱の方針の撤回させることを画策していても不思議ではありません。


また、英国とEUの交渉が難航したことも、日が経つにつれて国内のEUからの離脱に反対する世論が高まったことを考えれば、離脱推進派を追い込むためのメイ首相による高等的な戦略であったかも知れません。


その意味で、もしメイ首相にマクドナルドのような胆力と決断力があるなら、内閣不信任案の可決から下院の解散、そして総選挙によるEU残留派政権の成立という展開が実現することでしょう。


ただし、メイ首相の指導力の低下が何らの戦略にも基づかない行動の結果であるなら、事態の打開の機運は遠のく一方となるのです。


それだけに、メイ首相が保守党を犠牲にしてEUへの残留を目指しているのか、それとも政権を担当してから一貫する離脱の推進を実現させようとしているのか、今後の状況の推移が注目されます。


[1]Brexit vote result: Theresa May suffers crushing defeat as MPs reject deal by huge margin. Independent, 16th January 2019, https://www.independent.co.uk/news/uk/politics/brexit-vote-result-theresa-may-lose-defeat-deal-no-confidence-conservative-government-mp-labour-a8729391.html (accessed on 16th January 2019).
[2]Brexit: Theresa May's deal is voted down in historic Commons defeat. BBC News, 15th January 2019, https://www.bbc.com/news/uk-politics-46885828 (accessed on 16th January 2019).
[3]Brexit: Theresa May faces confidence vote after huge defeat. BBC News, 16th January 2019, https://www.bbc.com/news/uk-politics-46887852 (accessed on 16th January 2019).
[4]Fixed-term Parliaments Act 2011.


<Executive Summary>
Will Prime Minister Theresa May Be James MacDonald? (Yusuke Suzumura)


UK Prime Minister Theresa May's deal for Brixit was voted down on 15th January 2019. On this occasion, Ms. May shall reenact an episode by James Ramsay MacDonald, to sacrifice the Labour Party to enact his policy.


20:07 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 評論
2019/01/15new

平成30年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会

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昨日、東京文化会館大ホールにおいて平成30年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会(中音)を鑑賞しました。


今回は、2地区オーケストラ(2地区オケ)の演奏を鑑賞しました。曲目はムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』から「バーバヤーガの小屋」と「キエフの大きな門」で、指揮は北村由里子(東京都立駒場高等学校教員)でした。


2地区オケが中音で組曲『展覧会の絵』から「バーバヤーガの小屋」と「キエフの大きな門」を演奏するのは2012年1月15日(日)以来7年ぶりとなります。


演奏者も指揮者も顔触れが異なるものの、旋律を細部まで磨き上げようとすることで作品に立体感を与えようとした演奏者の努力に変わりはなく、「中音の精華」とも言うべき2地区オケの存在感は健在でした。


その一方で、旋律の受け渡しで円滑さを欠く場面が認められたことや演奏者の人数に比べて音の層が薄くなりがちであったことなどは、優れた素材というべき一人ひとりの演奏者の能力が十分に活かされなかったことを示唆し、隔靴掻痒の感を免れ得ませんでした。


このような状況が、演奏者と指揮者の音楽に対する方向性のあり方や譜面の読解の適切さ、さらに音楽に対する素養の有無といった問題を含むことは既に本欄の指摘するところです[1],[2],[3]。


残念ながら今回もこうした問題点が認められたことは、毎年演奏者の顔触れが変わることを考えれば当然ながら、依然として今後の改善を要する課題であることに変わりはありません。


また、今回も2017年度に導入された「演奏ごとに来場者を全て入れ替える」という制度が適用されました。


この方式は、一旦退席し、再度客席内に入場すれば鑑賞することで複数の団体を鑑賞できますから、鑑賞する側にとっても管理する側にとっても、従来よりも好もしい結果をもたらします[3]。


しかしながら、今回は、2018年に2年ぶりに行われた、一般来場者用のパンフレットに挿入されていた鑑賞方法に関する案内がなく、ホワイエと客席内での掲示と呼びかけのみであったことは、来場者の便に供するという意味で利便性の低下をもたらしました。


実際、来場者の中には「入れ替え制」を知らない者もおり、係の高校生に質問する光景が散見されたことは、鑑賞方法という重要な問題に対する適時、適切な情報の提供の必要性を推察させたと言えるでしょう。


次回の中音では、2018年と同様、パンフレットに鑑賞方法と演奏予定時間の一覧を明記した案内を同封させるとともに、中音に最も欠けている情報の開示を促進するため、例えば東京都教育委員会のウェブサイトに出演団体の演奏開始予定時間を掲出するなど、鑑賞者がより効率的に鑑賞するための取り組み[4]がなされることが期待されます。


[1]鈴村裕輔, 平成25年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会. 2014年1月14日, https://researchmap.jp/jow3lj5hi-18602/.
[2]鈴村裕輔, 平成27年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会. 2016年1月11日, http://researchmap.jp/jool23bep-18602/.
[3]鈴村裕輔, 平成28年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会. 2017年1月9日, https://researchmap.jp/joewnac95-18602/.
[4]鈴村裕輔, 平成29年度東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会. 2018年1月8日, https://researchmap.jp/joiv57n03-18602/.


<Executive Summary>
The Central Convention of Tokyo Metropolitan High School Culture Association, Division of Musical Arts of 2019 (Yusuke Suzumura)


The Central Convention of Tokyo Metropolitan High School Culture Association, Division of Musical Arts of 2019 was held at Tokyo Bunka Kaikan on 14th January 2019. In this time 25 performances of orchestra, brass band and chorus from 8 divisions were performed.


17:58 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の出来事
2019/01/14

【追悼文】梅原猛先生にまつわるある思い出

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去る1月12日(土)、日本国際文化研究センター顧問の梅原猛先生が逝去しました。享年93歳でした。


日本の文化のあり方を重層的に捉えつつ、基層には縄文文化があると考え、アイヌや沖縄に縄文文化の原形を探るとともに、「森の文化」の復権を唱えるなど、梅原先生の事績については広く知られるところです。


梅原先生で思い出されるのが、1976年に筑摩書房から近代日本思想大系の第7巻として出版された『岡倉天心集』です。


岡倉覚三に対する評価は、「不断に放射能をばらまく」[1]、「アジア的な巨人」[2]と様々です。


その中で、梅原先生は岡倉覚三の議論を取り上げ、やや批判的に岡倉を「われわれ日本人をまどわせる思想家」と指摘しています[3]。


確かに、岡倉は1903年の著書The Ideals of the Eastの冒頭で'Asia Is One.'と書いています。


しかし、この一文は事実として「アジアが一つである」と述べたものでも、アジア諸国の人々に対する文言でもなく、アジアにおいて植民地の拡大を続ける欧米の帝国主義諸国に対して発せられたものであり、日に日にアジア地域を蚕食する列強に対してなされた抗議でもありました[4]。


それにもかかわらず、日中戦争から太平洋戦争へと至る混沌とした状況の中で、岡倉は「アジア解放の旗手」に祭り上げられ、「アジアは一つである」という言葉は、前後の文脈や岡倉が本来込めた意図と切り離され、東亜共同体、大東亜共同体、さらには大東亜共栄圏へと拡大する戦争遂行の旗印、理論的象徴となったのでした[4]。


この点については、菊池寛、吉川英治らが中心となり、1年365日に先人の名言を割当てた『定本国民座右銘』(1944年)の中で、「「大東亜戦争開戦・ハワイ海戦〔昭和十六年〕」と記された12月8日の項に岡倉の「アジヤは一つ」が載せられていること[5]、いみじくも物語っています。


すなわち、真意はどのようなものであれ、日米開戦に始まる「大東亜戦争」はアジアへの支配を強める列強に対抗するために行なわれた「アジア開放の戦い」であり、その大義は「アジアは一つである」という点に求められたのでした。


梅原先生の「われわれ日本人をまどわせる思想家」という岡倉への評価は、書き手の意図と読者の意図との間の齟齬を含むものと言えます。


それだけに、日本の文化の基層を考究し、その過程で副産物として日本の文化的な特徴を研究書、啓蒙書、一般書、さらには随筆や戯曲といった形で描き出してきた梅原先生の所説が、学問的な視座や研究の意図への顧慮なく、日本の優秀性の証拠として用いられる場面が散見されることは、一面において興味深く、他面において、後世の史家が梅原先生を「われわれ日本人を惑わせる思想家」」と評する端緒になるのではないかと思うところです。


[1]竹内好, 岡倉天心. 竹内好全集, 第8巻, 筑摩書房, 1980年, 163頁.
[2]色川大吉責任編集, 岡倉天心. 日本の名著, 第39巻, 中央公論社, 1984年, 10頁.
[3]梅原猛編, 岡倉天心集. 日本近代思想大系, 第7巻, 筑摩書房, 1976年, 378頁.
[4]鈴村裕輔, 『東洋の理想』における岡倉覚三のアジア論の構造. 国際日本学, 10: 69-82, 2013.
[5]日本文学報国会編, 定本国民座右銘. 朝日新聞社, 1944年, 409頁.


<Executive Summary>
Miscellaneous Episodes of Professor Emeritus Takeshi Umehara (Yusuke Suzumura)


Professor Emeritus Takeshi Umehara, a scholar for Japanese culture and ancient history, had passed away at the age of 93 on 12th January 2019. On this occasion I examine some episodes of Professor Emeritus Umehara.


 


15:05 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 追悼文
2019/01/13

【開催10か月前】青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ第30回定期演奏会

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来る11月10日(日)、私の所属する青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラの第30回定期演奏会が開催されます。


今回は、2012年の第23回定期演奏会以来7年ぶり2度目となる新宿文化センター大ホールを会場に、シューベルトの交響曲第8番「グレート」、チャイコフスキーのバレエ組曲『白鳥の湖』の抜粋、ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲を取り上げます・


概要は以下の通りとなっていますので、皆様のご来場をお待ち申し上げております。


*************************
青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ
第30回定期演奏会

 

<開催日>
2019年11月10日(日)


<開場>
13時30分


<開演>
14時

 

<会場>
新宿文化センター大ホール
(JR、京王線、小田急線「新宿」駅、東京メトロ、都営地下鉄「新宿三丁目」下車)
 


<入場料>
無料、全席自由
 


<指揮>
高井明
 


<曲目>
シューベルト/交響曲第8番「グレート」
チャイコフスキー/バレエ組曲『白鳥の湖』より抜粋
ワーグナー/楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲


<連絡先> 
青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ
aophil-ob@bg.main.jp


<詳細情報>
青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ
*************************


<Executive Summary>
First Announcement: Aoyama Philharmony OB OG Orchestra the 30th Regular Concert (Yusuke Suzumura)


Today the 30th Regular Concert of Aoyama Philharmony OB OG Orchestra is held at Shinjuku Bunka Center on 10th November 2019. In this time Schubert's 8th symphony, selected pieces from Tchaikovsky's Swan Lake, and Prelude for the 1st Act of Die Meistersinger von Nürnberg will be played. Conductor is Akira Takai.


18:49 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0)
2019/01/12

【開催6週間前】アジュールフィルハーモニックオーケストラ演奏会

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来る2月23日(土)、大田区民ホールアプリコ大ホールにおいて、アジュールフィルハーモニックオーケストラの演奏会が開催されます。


本楽団は東京都立青山高等学校の部活動である青山フィルハーモニー管弦楽団の2015年3月卒業生を中心とし、今回の演奏会のために結成された団体です。


演奏会の概要は以下の通りとなっていますので、皆様のご来場をお待ちしております。


*********************
アジュールフィルハーモニックオーケストラ演奏会


[開催日]
2019年2月23日(土)


[開場時間]
13時30分


[開演時間]
14時


[会場]
大田区民ホールアプリコ大ホール(JR線、東急多摩川線「蒲田」駅下車)


[曲目]
ドヴォルザーク/交響曲第8番
ワーグナー/楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
サン=サーンス/歌劇『サムソンとデリラ』より「バッカナール」


[入場料]
入場無料、全席自由


[連絡先]
アジュールフィルハーモニックオーケストラ
azurephil0223@gmail.com
*********************


<Executive Summary>
The Azure Philharmonic Orchestra the Special Concert of 2019 (Yusuke Suzumura)


The Azure Philharmonic Orchestra, an alumni orchestra of the Aoyama Philharmonic Orchestra, will hold the Special Concert of 2019 at Aprico Hall on 23rd February 2019. In this time Dvorak's 8th symphony, Wagner's Prelude for the 1st Act of Die Meistersinger von Nürnberg, and Saint-Saëns' Bacchanale from Samson and Delilah will be played.


18:52 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の出来事
2019/01/11

「元徴用工訴訟問題」で文在寅大統領は現実主義者となれるか

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昨日、韓国の文在寅大統領が2019年の年頭の記者会見を行い、北朝鮮問題の進展や経済の発展などについて演説しました[1]。


さらに、演説後の記者団との質疑応答の中で、文大統領は昨年10月に韓国の大法院が新日鉄住金に対していわゆる元徴用工への賠償を命じる判決を下した問題について、日本政府が政治問題化することを「賢明ではない動き」と指摘するとともに、韓国政府は三権分立を尊重していると発言し、大法院の判決に対して行政府が干渉しない態度を示唆しました[2]。


経済成長の鈍化や北朝鮮との南北対話に対する国民の支持の鎮静化、さらに昨年12月に一部の世論調査で政権発足以来初めて不支持が支持を上回るなど、文政権を取り巻く環境は険しさを増しています[3]。


また、3月1日(金)に1919年3月1日に当時の京城で日本からの独立を求める運動が起きた三・一独立運動から100周年、10月26日(土)に安重根がハルピン駅で伊藤博文を暗殺してから110周年目を迎えるなど、韓国では国民意識の高揚が予想される出来事が控えています。


そのような中で、文大統領には政権の求心力を維持するためにも元徴用工訴訟の問題で日本に譲歩する余地がないことは明らかです。


一方、日本国内でも与党の自民党内で駐韓大使の一時帰国や韓国の在日資産の凍結、輸入関税の引き上げなどを求める声が起きており[4]、早期に事態を打開することは困難になりつつあります。


幸い、政府間での対立に比べ、民間同士は比較的冷静な対応をしています。


しかし、韓国の歴代政権が日韓基本条約によって解決済みとの立場を示してきた元徴用工への賠償金支払問題が再燃したことを嫌気する日本企業が韓国での事業を縮小擦る可能性が高まります。


実際、日本にとって韓国は第3位の、韓国にとって日本は第3位の貿易相手国であり、日本側統計では2016年の対韓投資額は12.5億ドルで、韓国にとって日本は第6位の投資国です[5]。


新年記者会見で経済を重視した政権運営の見通しを示した文大統領にとって、日本との経済上の関係が停滞することは好ましくありません。それにもかかわらず、文大統領は記者会見の中で日本との経済関係に配慮する姿勢を示しませんでした。


しかも、現在、日韓両国には、日本海を航行中の韓国海軍の駆逐艦広開土大王が、海上自衛隊のP-1哨戒機に対して火器管制レーダーを照射した「日韓レーダー照射問題」が未解決のままです。


もちろん、水面下で両国が実務者による協議を重ね、これらの問題の解決に向けた努力を行っている可能性は大いにあり得ますし、文大統領の強気の発言は、あえて強硬な態度を維持することで日本側と妥協する際に「大幅な譲歩をした」と貸しを作るための複線かも知れません。


それでも、目分量を測り間違え、実現が難しいとされる韓国の在日資産の凍結や輸入関税の引き上げなどを日本政府が実行に移す可能性は皆無ではありません。


それだけに、少なくとも元徴用工訴訟の問題にいては、三権分立の原則を尊重しつつ、日韓関係のみならず韓国経済の問題という点からも、文大統領には大局的、現実主義的な見地に基づいた対応が期待されるところです。


[1]Opening Remarks by President Moon Jae-in at New Year Press Conference. 10th January 2019, The Republic of Korea Cheong Wa Dae, http://english1.president.go.kr/BriefingSpeeches/Speeches/106 (accessed on 11th January 2019).
[2]South Korean President Moon Jae-in accuses Japan of politicizing wartime labor issue. The Japan Times, electronic version, 10th January 2019, https://www.japantimes.co.jp/news/2019/01/10/national/politics-diplomacy/south-korean-president-moon-jae-accuses-japan-politicizing-wartime-labor-issue/#.XDgo5OR7nIU (accessed on 11th January 2019).
[3]経済運営 文氏なお強気. 日本経済新聞, 2019年1月11日朝刊9面.
[4]日本、強硬論強まる. 日本経済新聞, 2019年1月11日朝刊3面.
[5]大韓民国基礎データ. 外務省, 2018年3月27日, https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/data.html (2019年1月11日閲覧).


<Executive Summary>
Will President Moon Be the Realist against the "Wartime Labour Issue"? (Yusuke Suzumura)


President Moon Jae-in of the Republic of Korea held the New Year Press Conference and blamed attitude of the Japanese Government on the "Wartime Labour Issue" on 10th January 2019. It might not be adequate not only for President Moon but also Korean economics, since Japan is one of the important economic partner for Korea and President Moon emphasises to promote economic growth of the nation.


16:53 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 評論
2019/01/10

「平成改元」から満30年に際しての雑感

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去る1月7日(月)、1989年1月7日(土)に天皇裕仁陛下が崩御し、皇太子明仁殿下が登極されて平成と改元されてから満30年が経ちました。


当時、仙台市立八幡小学校の6年生であった私が印象の一端については、ントリー文化財団の論壇誌『アステイオン』の公式ウェブサイトに掲載された「冷戦後の世界と平成の世界の新しさと過渡性」[1]でご紹介している通りです。


今回、昭和から平成への改元から満30年が経ったことを記念し、該当する箇所を一部加筆修正した内容を以下にご紹介いたします。


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土曜日は家族揃って買い物に行く機会の多かったわが家は、その日の朝も当時住んでいた仙台市の中心街にあるダイエー仙台店にいた。


地下1階の食料品売り場で買い物を終えて階段を上ると心なしか曇りがちな空の合間から冬の日差しが8階建ての建物に注いでいた。


普段と何も変わらない土曜日の午前中の光景を変えたのは、いつもよりも少し寒い屋外の気温ではなく、新聞の号外を手にした人の「号外、号外です」という声と次々に配られる号外であった。


手を差し出すより先に配られた号外にはこれまで見たことがないほど大きな文字で「天皇陛下崩御」と書かれ、裕仁天皇の生前の写真と事績を伝える記事が書かれており、裏面には裕仁天皇の様々な写真も掲載されていた。


そして、学習院初等科に在籍していたころに撮影された学習院長の乃木希典とともに相撲を取る写真を目にしたとき、小学校6年生であった私は「一つの時代が終わった」と感じた。


1989年1月7日のことだった。
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[1]鈴村裕輔, 冷戦後の世界と平成の世界の新しさと過渡性. サントリー文化財団, 2017年12月22日, https://www.suntory.co.jp/sfnd/asteion/essay/vol19.html.


<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions on the 30th Anniversary for Changing the Name of the Era from Showa to Heisei (Yusuke Suzumura)


The 7th January 2019 was the 30th Anniversary for changing the name of the era from Showa to Heisei. On this occasion I express miscellaneous impressions for a historical event.


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