講演・口頭発表等

国際会議
2016年11月4日

日本の環境政策の転換点としての1970年――「公害国会」を中心に

人間の試練にさらされる日本の〈自然〉
  • 鈴村裕輔

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
法政大学国際日本学研究所, フランス国立科学研究学院UMR8155:東アジア文明研究所, ストラスブール大学日本学部, アルザス欧州日本学研究所
開催地
アルザス欧州日本学研究所

1970年に開催された第64回国会では公害対策等に関連する14の法律が成立した。「公害国会」と呼ばれた本国会は日本の中央政府における公害・環境問題への対策の画期となった。公害国会で成立した14件の法律は、当時の公害対策を求める世論や社会的関心の高さを背景とし、1950年代から政府が行ってきた公害対策の成果でもあった。しかし、公害国会に至る過程を詳細に検討すると、政府の公害対策への積極さや関心の度合いが時期により異なること、1970年当時の佐藤栄作内閣も第64回国会の当初は公害問題よりも日米間の最大の懸案事項であった繊維問題の解決を最優先させようとしていたことが分かる。本報告では、第64回国会が環境国会と称されるまでの経緯を、政治家や当局の対応、さらに1970年1月に公害問題を優先課題として標榜した米国のニクソン政権との関係から検討する。

リンク情報
URL
http://hijas.hosei.ac.jp/tabid/1470/Default.aspx