2015年4月 - 2018年3月
戦前の民間組織による対外的情報発信とその影響:英語版『東洋経済新報』を例として
日本学術振興会 科学研究費助成事業(若手研究(B))
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 3,380,000円
- (直接経費)
- 2,600,000円
- (間接経費)
- 780,000円
- 資金種別
- 競争的資金
石橋湛山が1934年に創刊した英語版『東洋経済新報』(The Oriental Economist: TOE)について、創刊号から1945年9月1日号までを調査した結果、主に以下の事項が明らかとなった。
(1)TOEの創刊号では、TOEの編集主幹である石橋湛山の名前を強調することで新興の雑誌であるTOEの信頼性の向上が目指されていたこと。(2)TOEの論説記事には、石橋湛山や日本人の経済学者や評論家だけでなく、外国の経済学者や評論家、記者などが寄稿者として名を連ねていたこと。(3)外国人の寄稿者の中にはエリザベス・シュンペーターのようにTOEの購読者も含まれていたこと。
(1)TOEの創刊号では、TOEの編集主幹である石橋湛山の名前を強調することで新興の雑誌であるTOEの信頼性の向上が目指されていたこと。(2)TOEの論説記事には、石橋湛山や日本人の経済学者や評論家だけでなく、外国の経済学者や評論家、記者などが寄稿者として名を連ねていたこと。(3)外国人の寄稿者の中にはエリザベス・シュンペーターのようにTOEの購読者も含まれていたこと。