1987年8月
高速実験炉「常陽」第5回定期点検報告書; 電源設備定期点検時のプラント操作
PNC TN9410 87-201
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- 開始ページ
- 405
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
本報告書は、高速実験炉「常陽」第5回定期点検期間中の昭和60年5月21日から6月4日にかけて実施した電源設備定期点検時のプラントの操作、経験及び今後の点検時に反映すべき項目についてまとめたものである。今回の電源設備点検は、受諾設備(常陽変電所)、一般系電源設備A系、非常系電源設備C系、無停電電源設備の整流装置・インバータ及び補助電源設備について行った。電源設備の点検は、これまでの点検時と異なり、1次・2次主冷却系にナトリウムを充填したまま、炉心崩壊熱を主冷却系で除熱する状態で実施した。点検前後のプラント操作及び電源操作は運転直が行い、電源操作については、運転管理グループ及び点検担当者が立会う体制で実施した。1次・2次主冷却系を運転した状態で定期点検を行った結果、前回の点検に比べ、機器の停止・起動の頻度は増えたが、ナトリウムの重点・ドレン操作を行わないことにより工程が短縮された。今回の電源設備定期点検のプラント操作を通して、2次主循環ポンプのトリップ、1次純化系電磁ポンプの起動不良、電源設備のモータ駆動NFBの動作不良等を経験した。しかしプラントへ影響を及ぼすような大きなトラブルもなく予定通りに無事終了した。