共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2019年3月

ゼブラフィッシュ成魚で確立したライブイメージング法による創傷時血管新生機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

課題番号
17K15565
体系的課題番号
JP17K15565
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円
資金種別
競争的資金

本研究では、独自に確立した、ゼブラフィッシュ成魚の蛍光生体ライブイメージング法により、①成魚皮膚の血管網と血管を被覆するペリサイトの配置、②創傷時の血管新生の全過程、③創傷時血管新生における内腔圧の新規機能を明らかにした。③に関しては、創傷時血管新生では、損傷血管は血流に対して下流側が伸長しやすく上流側が伸長しにくいこと、また、血流に起因する内腔圧が上流血管の伸長を抑えていることを示した。さらに、内腔圧は血管を拡張させ内皮細胞に伸展刺激を負荷することで、先導端へのアクチン重合促進因子複合体の動員、アクチン重合、前後軸極性形成を阻害し、血管伸長を抑えていることを発見した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K15565
ID情報
  • 課題番号 : 17K15565
  • 体系的課題番号 : JP17K15565

この研究課題の成果一覧

論文

  3

MISC

  1

書籍等出版物

  1
  • 弓削 進弥, 石井 智裕, 福原 茂朋 (担当:共著, 範囲:pp. 107-120 (12章「ゼブラフィッシュをモデル動物として用いた血管新生の蛍光イメージング」))
    化学同人 2022年8月15日 (ISBN: 9784759817355)

講演・口頭発表等

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メディア報道

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