1997年10月
今日の賃金問題(社会政策叢書第21集)
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- 担当区分
- 共著
- 担当範囲
- 変貌する日本の雇用と賃金
- 出版者・発行元
- 啓文社
- 総ページ数
- 267
- 担当ページ
- 15-36
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 学術書
社会政策学会第93回大会の報告集として出版されている本書には、その大会の共通論題である「今日の賃金問題」に関わる諸論文が収録されている。
上述した社会政策学会の共通論題の冒頭報告を論文化した本稿は、低成長期の日本で変化しつつある雇用と賃金を、私自身の調査研究の結果に基づきながら論じた作品である。この論文ではまず、平成不況以降の雇用調整を取り上げ、鉄鋼企業の転籍出向と、自動車企業の早期退職優遇措置や一時帰休等の実態を解明している。次に、1980年代から90年代にかけての人事・賃金制度の変化に焦点を絞り、基本給等の縮小・撤廃と「洗い替え職能給」の導入・拡大を伴う「年功賃金」の修正を考察している。
上述した社会政策学会の共通論題の冒頭報告を論文化した本稿は、低成長期の日本で変化しつつある雇用と賃金を、私自身の調査研究の結果に基づきながら論じた作品である。この論文ではまず、平成不況以降の雇用調整を取り上げ、鉄鋼企業の転籍出向と、自動車企業の早期退職優遇措置や一時帰休等の実態を解明している。次に、1980年代から90年代にかけての人事・賃金制度の変化に焦点を絞り、基本給等の縮小・撤廃と「洗い替え職能給」の導入・拡大を伴う「年功賃金」の修正を考察している。