2012年3月
電気通信産業における民営化企業の人事・賃金制度改革
富士常葉大学研究紀要
- 巻
- 号
- 12
- 開始ページ
- 125
- 終了ページ
- 144
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 富士常葉大学
本稿は、情報通信産業の大企業T社において民営化直後の1987年に導入された人事・賃金制度の詳細と特徴を考察する論文である。先行研究では扱われていなかった評価制度や上位の職能グループの職能資格基準も明らかにしており、特に評価制度に関しては、評価段階別の分布率や昇格の基準等を解明している。また、この賃金制度の特徴として、職能賃金の項目が「積み上げ職能給」であり、概して昇格が賃金額に大きく反映する仕組みを内包している点が指摘されており、T社において民営化に伴って実践され始めた能力主義的な人事・賃金管理の具体的な最初の試みが分析されている。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019307479
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11799856
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/023745103
- ID情報
-
- ISSN : 1349-0842
- CiNii Articles ID : 40019307479
- CiNii Books ID : AA11799856