Misc.

Dec, 2013

【神経再生の最前線】内在性神経幹細胞を用いた神経再生

BIO Clinica
  • 松本 真実
  • ,
  • 匹田 貴夫
  • ,
  • 澤本 和延

Volume
28
Number
13
First page
1228
Last page
1232
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
(株)北隆館

近年、神経幹細胞は発達期のみならず成体脳においても存在し、生涯を通じて新しいニューロンやグリア細胞を産生することが明らかとなった。マウスなどの病態モデルを用いた研究により、側脳室外側壁の脳室下帯で産生されたニューロンが、正常時には嗅球へ移動する一方で、脳梗塞などの際には傷害部へ移動・成熟することが明らかになった。このような内在性神経幹細胞の神経再生能力をヒトの脳で活性化させることができれば、新たな神経再生医療へ応用できる可能性がある。(著者抄録)

ID information
  • ISSN : 0919-8237
  • Ichushi Web ID : 2014075653

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