2021年4月 - 2024年3月
視線分析を活用した看護教員の臨床推論を可視化する教育メソッド開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2021年は、当初予定していた「看護実践場面における看護学生の視線解析」のための、対象者を得ることができなかった。コロナ禍にあり、学生が登校しての活動が一切できなかったこと、実験に必要な模擬患者への依頼も社会情勢に鑑み控えたことが要因である。本年度は、次の研究準備を行った。①先行研究(和雑誌、洋雑誌)のレビューを行い、研究分担者と実験方法に関して再検討した。併せて、使用する眼鏡型視線計測機の選択のため、業者によるデモ機の説明を経て、実験機器に関して検討を行った。これらより、2社の製品を使用して実験を行う予定とした。②実験の看護実践場面に設定する臨床のシチュエーションを検討した。③本研究に関する先行研究にあたる論文を投稿した。
大学ではオンライン講義が常態化する中、本研究は看護熟練者が経験則に基づいて行う臨床推論を、視線分析を通して可視化し、オンライン講義での活用を目指すものであり、研究目的は今日の看護教育の方法(IT活用)に即していると考える。しかし、YouTube動画を見慣れた学生の内的動機付けを意識した画像づくりを継続して検討する必要がある。また、オンライン講義を経た学生の、動画視聴に関する全般的な意見や要望を取り入れるなど、新たな検討が示唆された。
来年度は、実験のための対象者(学生)と協力者(模擬患者)が得られれば、即座に実験を遂行していく予定である。実験をより効果的に行うための新たな機器(360度カメラやVRなど)の検討も行う予定である。
大学ではオンライン講義が常態化する中、本研究は看護熟練者が経験則に基づいて行う臨床推論を、視線分析を通して可視化し、オンライン講義での活用を目指すものであり、研究目的は今日の看護教育の方法(IT活用)に即していると考える。しかし、YouTube動画を見慣れた学生の内的動機付けを意識した画像づくりを継続して検討する必要がある。また、オンライン講義を経た学生の、動画視聴に関する全般的な意見や要望を取り入れるなど、新たな検討が示唆された。
来年度は、実験のための対象者(学生)と協力者(模擬患者)が得られれば、即座に実験を遂行していく予定である。実験をより効果的に行うための新たな機器(360度カメラやVRなど)の検討も行う予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K10553
- 体系的番号 : JP21K10553
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
日本看護技術学会誌 21 60-67 2022年 査読有り
講演・口頭発表等
1-
日本看護技術学会第21回学術集会 2023年10月15日