共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

植民地国家建設の比較研究-国家と情報の関係に焦点を当てて-

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 鬼丸 武士
  • ,
  • 岡田 友和
  • ,
  • 工藤 晶人
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  • 吉田 信
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  • 山尾 大
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  • 鈴木 英明
  • ,
  • 高木 佑輔
  • ,
  • 岡本 正明
  • ,
  • 堀内 隆行

課題番号
17H02239
配分額
(総額)
17,810,000円
(直接経費)
13,700,000円
(間接経費)
4,110,000円

本研究は東南アジア、アフリカ、中東各地域の植民地国家における情報収集活動の実態を解明し、その成果を地域の枠組みを超えて比較検討することを通じて、各植民地国家の特徴とその特徴を生み出す要因が何であるのかを抽出することを目的とする。この目的の達成のために、本研究は(1)先行研究のサーベイ、(2)各国資料館での文献資料調査、(3)収集した資料やデータの整理と分析、(4)定例研究会の開催、(5)研究成果の公開・発信、の5つのプロセスで研究を遂行する。具体的には、先行研究サーベイや資料館での文献資料調査で得られた資料・データをもとに各研究参加者が担当する植民地国家における情報収集活動の実態を解明し、その成果を研究会で比較検討することを通じて各地域の植民地国家の特徴を描き出す。
本年度は各国資料館での文献資料調査、収集資料の整理と分析、定例研究会の開催、オックスフォード大学の医療史研究グループとの国際共同研究の推進を中心に活動をおこなった。まず調査であるが、南アフリカ、ザンビア、フランス、オランダの各文書館で調査を実施した。得られた資料は各研究参加者が現在、分析を進めており、その成果の一部は国内定例研究会で共有・検討を行った。国内定例研究会については2018年6月、10月、2019年3月の3回開催し、地中海アフリカのフランス植民地、蘭領東インド、南アフリカ、仏領インドシナ、米領フィリピン、中東地域の植民地統治の在り方についての報告と検討をおこなった。オックスフォード大学の医療史研究グループとの国際共同研究については、2018年12月に国際ワークショップを開催し、現在、原稿を取りまとめ、編集を進めている段階である。