Research Projects

Apr, 2006 - Mar, 2008

地球温暖化による人類の生存環境および環境適応能に関する研究

科学研究費助成事業  萌芽研究

Grant type
Competitive

本研究は,人類の"環境適応能"を明らかにすることにより、地球温暖化やオゾン層破壊による紫外線照射量の増加等の地球環境変動が及ぼすヒトへの健康リスク評価および予測モデルの構築を行うことを目的とし、また、アメリカ・オハイオ州に居住する白人122名を対象に実施した『大気環境の物理化学的要因がヒトの"環境適応能"に及ぼす影響について』(文部科学省科学研究費補助今基盤研究(B))の研究をさらに発展させる研究でもある。

この人類の環境適応の本態解明に向けて、2局面のアプローチから行う。第1は、リモートセンシング(以下RS)の技術によって人工衛星が収集する大気、植生、水等に関するRSデータを解析することにより、自然生態系の物理的・化学的・生物的資源の特性と機能を明らかにする。第2は、ヒトの環境への適応結果の1つである多様化した皮膚色の形成に関する分子基盤について調べるため、SNP解析を行う。

日本人100名を対象にデータ収集および試料採取、DNA