社会貢献活動

2022年4月19日

各種調査結果を生かした学校における働き方改革について


役割
講師
種別
講演会
主催者・責任者
埼玉県教育委員会
イベント・番組・新聞雑誌名
令和4年度第1回埼玉県市町村教育委員会教育長研究協議会
場所・掲載箇所
さいたま商工会議所会館 2階ホール
対象
教育関係者

埼玉県内市町村教育長を対象に「各種調査結果を生かした学校における働き方改革について」という題目で講演を行った。講演内容は次の4つにまとめられる。第1に、学校の働き方改革の歴史的経緯である。日本の近代学校制度は150年近くの歴史があるが、その中で教職員の勤務環境を改善するために法制度が変わってきたことを解説した。学校教育の発展にむけて、教職員の働き方を変えることは必然であることに言及した。第2に、筆者が行った調査の分析を踏まえて、教員の長時間労働是正が必要な理由を解説した。長時間労働は健康面やワークライフバランスに悪影響をもたらすことをデータに基づいて説明した。第3に、教員の労働時間削減に寄与しうる政策・取組についてである。2021年度に埼玉県教育局が行った「令和3年度 埼玉県小・中学校働き方改革に関する実態調査」を用いて筆者が分析した結果を踏まえて解説した。第4に、筆者が携わった調査研究の成果を踏まえて、教員の労働時間削減に寄与しうる学校・個人レベルの取り組みとして、時間管理意識と被援助志向性の醸成が重要になることを説明した。