西本 照真

J-GLOBALへ         更新日: 18/10/19 17:44
 
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研究者氏名
西本 照真
 
ニシモト テルマ
所属
武蔵野大学
部署
人間科学部 人間科学科
職名
教授
学位
学士(東京大学), 修士(東京大学大学院), 博士(東京大学)

経歴

 
1994年4月
 - 
1997年3月
日本学術振興会 特別研究員
 
1997年4月
 - 
1999年3月
武蔵野女子大学 文学部人間関係学科 専任講師
 
1999年4月
 - 
2000年3月
武蔵野女子大学 人間関係学部人間関係学科 専任講師
 
1999年4月
 - 
2000年3月
武蔵野女子大学大学院 人間社会・文化研究科 専任講師
 
2000年4月
   
 
武蔵野女子大学 人間関係学部人間関係学科 助教授・准教授
 
2000年4月
   
 
武蔵野女子大学大学院 人間社会・文化研究科 助教授・准教授
 
2002年4月
 - 
2003年3月
中国社会科学院世界宗教研究所 訪問研究者
 
2003年4月
 - 
2005年3月
武蔵野大学 人間関係学部 助教授・准教授
 
2003年4月
 - 
2005年3月
武蔵野大学大学院 人間社会・文化研究科人間社会専攻 助教授・准教授
 
2005年4月
 - 
2012年3月
武蔵野大学人間関係学部 人間関係学科 教授
 
2005年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院 人間社会・文化研究科人間社会専攻 教授
 
2005年4月
 - 
2009年3月
武蔵野大学附属幼稚園 園長
 
2009年4月
 - 
2014年3月
武蔵野大学大学院通信教育部人間学研究科 人間学専攻 教授
 
2009年4月
 - 
2012年3月
武蔵野大学 人間関係学部 学部長
 
2010年4月
 - 
2014年3月
武蔵野大学大学院人間社会研究科 人間学専攻(博士後期課程) 教授
 
2012年4月
 - 
現在
武蔵野大学人間科学部 人間科学科 教授
 
2012年4月
 - 
2015年3月
武蔵野大学 人間科学部 学部長
 
2014年4月
 - 
2016年3月
武蔵野大学大学院通信教育部人間学研究科 仏教学専攻 教授
 
2014年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院仏教学研究科 仏教学専攻(博士後期課程) 教授
 
2015年4月
 - 
2016年2月
UC Berkeley Center for Buddhist Studies Research Scholar
 
2016年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院仏教学研究科 仏教学専攻 教授
 
2016年4月
 - 
現在
武蔵野大学大学院通信教育部 仏教学研究科 仏教学専攻 教授
 
2016年4月
 - 
現在
武蔵野大学 学長
 

学歴

 
1986年4月
 - 
1989年3月
東京大学大学院 人文科学研究科 印度哲学専攻
 
1989年4月
 - 
1994年3月
東京大学大学院 人文科学研究科 印度哲学専攻
 
1992年9月
 - 
1994年1月
Harvard大学文理大学院 東アジアの言語と文化学科 
 
1981年4月
 - 
1986年3月
東京大学  
 
1996年10月
 - 
1997年3月
台湾師範大学  
 

委員歴

 
1990年4月
 - 
1992年3月
日本印度学仏教学会  幹事
 
2003年9月
 - 
2009年9月
日本宗教学会  編集委員
 
2007年9月
 - 
現在
日本印度学仏教学会  学術情報委員会運営委員
 
2007年10月
 - 
現在
日本印度学仏教学会  企画編集委員会委員
 

受賞

 
1998年9月
第40回日本印度学仏教学会賞
 
1999年3月
第7回中村元賞
 

論文

 
三階教写本研究の現況―新資料の紹介を中心として―
印度学仏教学研究   第52巻(第1号) 16-21   2003年12月
本論文は、2002年から2003年にかけておこなった敦煌写本調査の中で新たに筆者が特定した三階教関係写本約10点に関して、個々の写本の特徴や筆写された文献の性格について明らかにしたものである。2002年度の中国留学の成果をまとめた論文の一つである。
『無量寿観経纉述』の新出写本について -北京新1202とP3014を中心として-
印度学仏教学研究   第53巻(2号) 213-218   2005年3月   [査読有り]
北京国家図書館とフランス国家図書館所蔵の敦煌写本を調査する中で、『無量寿観経纉述』の写本として北京1202およびP3014の2写本が存在することが新たに明らかになった。本論文では新出の2写本について、従来の諸本と対照させつつその特徴を明らかにした。あわせて、道綽『安楽集』と『無量寿観経纉述』の先後関係についても新説を提示した。
杏雨書屋所蔵三階教写本『人集録明諸経中対根浅深発菩提心法』一巻(羽411)翻刻
東アジア仏教研究   (10) 37-55   2012年5月   [査読有り]
三階教写本『人集録明諸経中対根浅深発菩提心法』一巻の基礎的研究
印度学仏教学研究   61(2) 56-62   2013年3月   [査読有り]
杏雨書屋所蔵三階教写本『普親観盲頓除十悪法』の基礎的研究
印度学仏教学研究   63(1) 1-10   2014年12月   [査読有り]

Misc

 
『天地神祇審鎭要記』訳注(13)
西本 照真
大倉山論集      2001年3月
平成13年 3年31日。鎌倉後期から南北朝時代に活躍した天台宗の学僧慈遍の主著『天地神祇審鎭要記』3巻の訳注研究。大倉山中世思想研究会のメンバー8人による共同研究。(総頁数473頁中、P245~P262を担当)
The Current State of the study of Chinese Buddhism in Japan and Future Issues:with a Focus on the San-chieh-chiaoStudies
西本 照真
大倉山論集      2001年3月
平成13年 3月31日。日本における中国仏教研究の到達点と今後の課題に関する総括的研究。全体の構成は、1.方法論の自覚、2.中国仏教研究の方向性(2-1基礎的研究、2-2中国仏教研究の現況と今後の課題)、3.三階教研究の方向性(3-1文献学的研究、3-2歴史学的研究、3-3思想史的研究)の3節からなる。(総頁数473頁中、P89~P104を担当)
『安楽集』「第一大門」の訳注研究
西本 照真
東京大学仏教青年会 仏教文化研究論集      2000年3月
平成12年 3月15日。本論文は、中国の浄土教者道綽の『安楽集』の「第一大門」の訳注研究である。中国仏教研究会の西本照真、藤丸智雄、土屋太祐、吉川太一郎により進められた共同研究の成果をまとめたものである。
三階教の観法について
西本 照真
大倉山論集      1999年12月
平成11年12月20日。隋唐の時代、いかなる禅観を実践するかは仏教者にとって重要な問題であった。仏教諸派が競って自らの観法の体系を提示したこの時代に、三階教もまた独自の観法の体系を作り上げていたことを、従来研究がなされてこなかった『三階観法略釈』(2268頁)に基づいて明らかにした。(総頁数371頁中、P85~P121を担当)
『釈浄土群疑論』の研究;三階教批判を中心として
   1988年12月
昭和63年12月23日。本論文は、修士論文として東京大学に提出したものである。中国浄土教の大成者善導の弟子である懐感の『釈浄土群疑論』を取り上げ、善導後の浄土思想の展開について考察を加えた。本文は、第1章懐感伝の解明、第2章『群疑論』の基本思想、第3章『群疑論』における三階教批判、の3章からなる。補助資料として、『群疑論』の約450箇所にわたる引用経論の典拠を示した。(総頁数193頁)
『釈浄土群疑論』における三階教批判の論理
印度学仏教学研究   第38巻(第2号)    1990年3月
平成 2年 3月20日。中国の浄土教者懐感は、その著『釈浄土群疑論』において激しい三階教批判を展開している。懐感が三階教のいかなる思想を問題とみなし批判したかという点から研究をすすめた。その結果、三階教思想の基本的枠組みをなす「第一階」「第二階」「第三階」という用語自体が経文にはなく人間の言葉(人語)であるという点に、三階教批判の重点が置かれていることが明らかになった。(総頁数475頁中、P250~P252)
中国浄土教と三階教における末法思想の位置
宗教研究   第65巻(第3輯)    1991年12月
平成 3年12月30日。中国の浄土教と三階教はともに末法思想の強い影響のもとに成立、展開した宗派である。両者が末法思想の影響をどのように受け、自らの思想にいかなる形で摂取したかを明らかにした。また、ともに末法思想の影響を受けながら、なぜ両者は激しく対立するに至ったかという点に関して、人間の素質・能力(機根)の捉え方の相違に注目しながら論述を進めた。(総頁数140頁中、P47~P65)
三階教典籍における「階」の用法
印度学仏教学研究   第40巻(第2号)    1992年3月
平成 4年 3月20日。三階教の教義の中心は人間の素質、能力の相違に対応した三段階の教えを提起するという点にあるが、キーワードとなる「階」の語が何を意味しているかについては、従来、厳密に検討されてこなかった。本論文では、開祖信行の著作とされる『対根起行法』、敦煌本『三階仏法』、およびその後の三階教徒の著作である『三階仏法密記』における「階」という語の用法について考察を加え、教義の体系化の過程を明らかにした。(総頁数569頁中、P86~P89)
『釈浄土群疑論』の阿弥陀身土観
仏教文化学術増刊号   第27巻(通巻30巻)    1993年5月
平成 5年 5月20日。中国の浄土教者の関心事は、能力が劣った人間が最高レベルの浄土にいかにして往生することができるかという点にあったが、法相唯識の側は能力の劣った人間は低いレベルの浄土にしか往生できないという攻撃をかけてきた。この攻撃に対して、浄土教の側がいかなる論理を用いて反撃を加えたかを『釈浄土群疑論』を中心として検討し、中国浄土教における如来の本願力の位置づけを明らかにした。(総頁数77頁中、P50~P64)
三階教の思想的枠組みの権威について
印度学仏教学研究   第43巻(第2号)    1995年3月
平成 7年 3月25日。三階教思想の中心的枠組みである第一階、第二階、第三階という三段階の枠組みがいかなる権威に支えられて成立したかについて検討を加えた。その結果、当時最も権威の高い経典の一つとされた『涅槃経』の中で、「迦葉菩薩品」において菩薩、声聞、一闡提にそれぞれのレベルに応じた教えを授けたという箇所を特に教証として重視していることが明らかとなった。(総頁数527頁中、P225~P229)
三階教の教団規律について;『制法』一巻の研究
インド哲学仏教学研究   3    1995年10月
平成 7年10月31日。これまで注目されていなかった敦煌漢文写本ペリオ2849の第1文献『制法』一巻について、その内容を他の三階教文献の内容と比較しながら研究をすすめた。その結果、『制法』は三階教の教団規律に関する文献であることを確定した。この資料の発見によって、従来、必ずしも明らかでなかった三階教の修行生活の実態がかなり具体的に窺い知ることができるようになった。(総頁数119頁中、P61~P75)
三階教新出資料 P2849の基礎的研究
南都仏教   (第72号)    1995年11月
平成 7年11月25日。ペリオ蒐集の敦煌漢文写本の調査を進める中で、P2849が三階教の文献であることが新たに明らかとなった。本論文では、P2849に筆写されている『制法』、『乞食法』、『受八戒法』という3つの文献に関して、その成立、経録への記載内容、関連写本の存在などの点から研究をすすめ、あわせて同写本の翻刻を資料として付した。また、『制法』が三階教の教団規律ではないかという問題提起をおこなった。(総頁数100頁中、P75~P100)
三階教の研究-対根起行法を中心として-
   1995年12月
平成 7年12月22日。本論文は、平成7年12月に東京大学に提出した博士論文である。第1部「資料の考察」、第2部「思想の研究」、第3部「『対根起行法』テキスト研究」の3部からなる。敦煌写本約2万点を調査し、その中から新たに6写本、8文献の三階教写本を捜出し、それらに基づいて従来、未解明であった三階教の思想や活動の新たな側面を解明した。(総頁数325頁)
三階教新出資料 P2849について-信行禅師撰「受八戒法」を中心として-
印度学仏教学研究   第44巻(第1号)    1995年12月
平成 7年12月20日。三階教に関する新出写本P2849の概要を紹介し、特に第3文献『受八戒法』が三階教の受戒法であることを明らかにした。その根拠は、礼仏の箇所で用いられている仏名すべてが三階教文献『七階仏名経』に基づいていること、懺悔の箇所が三階教が教証として非常に重視する『薩遮尼乾子経』に基づいて構成されていると推定されることなどである。(総頁数494頁中、P71~P76)
三階教写本の再検討-新出写本の紹介を含めて-
印度学仏教学研究   第45巻(第1号)    1996年12月
平成 8年12月20日。敦煌漢文写本の総合的調査をすすめる中で、三階教文献であることが知られながら番号不明のためアクセス出来ない状態となっていた三階教写本6本の所在を確認し、さらに新出三階教写本6本8文献を捜出した。矢吹慶輝『三階教之研究』(1927年)における三階教写本の研究の再検討を行った論文である。(総頁数522頁中、P51~P55)
三階教徒の判別基準-未紹介石刻資料を中心として-
印度学仏教学研究   第46巻(第2号)    1998年3月
平成10年 3月20日。三階教徒に関する新たな資料の収集は、数十年間ほとんど行われていない状況であった。筆者は数満の墓碑等の石刻資料に目を通し、その中から新たな三階教徒数名の墓碑拓本等の発見した。本論文では、三階教徒の判別基準を設定した上で、新たに特定された三階教の中心寺院化度寺に建立された『尊勝陀羅尼経』の石柱についても紹介した。(総頁数540頁中、P181~P185)
三階教的思想史意義(中国語)
原学第六輯      1998年4月
本論文は三階教思想の基本的内容を概観し、その思想史的意義について考察したものである。全体は(1)序言、(2)三階教とは何か、(3)三階の枠組みの思想的根拠、(4)第三階仏法、(5)三階教の思想史的意義、の5節からなる。三階教が目の前の人間そのものを敬う実践を重視するという点において、仏中心の仏教から人間中心の仏教へと展開する可能性を持っていたことを指摘した。(総頁数416頁中、P201~P215を担当)
西安近郊の三階教史跡-百塔寺と金川湾唐刻石窟石経-
印度学仏教学研究   第48巻(第1号)    1999年12月
平成11年12月20日。1998年12月に西安近郊の三階教史跡の調査を行った。①終南山の麓に位置する開祖信行の墓所百塔寺付近から新たに出土した唐代の三階僧真行法師の墓碑銘、②西安の北に位置する金川湾唐刻石窟石経に刻まれた三階教文献、③西安碑林所蔵の三階教関係の石碑、などについて明らかにした。(総頁数572頁中、P218~P223を担当)
関於三階教研究的方法論
『世界宗教研究』   (2001増刊(総第87)) 53-57   2002年3月
三階教研究の方法論について、文献学的研究、歴史学的研究、思想史的研究という三つの方法論的立場から考察し、今後の三階教研究の課題と方向性を明確にした。(中国語)
信行
『真理と創造』   42 125-131   2002年11月
三階教の開祖信行(540-594)の生涯と思想について明らかにし、同時に三階教の活動が社会的にどのような影響を及ぼしたかについても考察した。
敦煌抄本中的三階教文献
戒幢仏学   第2巻 200-207   2002年12月
本論文は、敦煌漢文写本の中で、2002年以前に明らかになった三階教関係の写本について網羅的に紹介したものである。三階教写本の研究の意義や三階教研究の現状と今後の課題等についてもあわせて考究した。(中国語)
論三階教与禅宗在思想上的接近―以“自己"認識与“他者"認識為中心
中国禅学   第2巻 203-221   2003年5月
本論文は、三階教と禅宗の思想に関して、自己と他者の認識に焦点をあてて比較したものである。三階教は自己悪の認識を重視し、禅宗は自己の内なる仏性を見ることを重視したとされるが、実際には三階教文献と見紛うような思想内容を含んだ禅宗文献が見られ、特に唐代の禅宗文献においては三階教文献と酷似した文章表現が散見されることを明らかにした。これすなわち、両者の思想的交渉を端的に示すものといえる。(中国語)

書籍等出版物

 
三階教の研究
春秋社   1998年2月   
平成10年 2月25日。本書は、平成7年12月に東京大学に提出した博士論文に加筆・訂正を加えたものである。博士論文で扱った文献資料の考察、思想の研究、『対根起行法』テキスト研究のほか、信行伝と三階教史、新出資料の翻刻を追加した。(平成9年度文部省科学研究費補助金交付)(総頁数728)
シリーズ大乗仏教 第五巻 仏と浄土―大乗仏典Ⅱ
春秋社   2013年10月   
敦煌・吐魯番出土漢文文書の新研究 修訂版
東洋文庫   2013年3月   
新アジア仏教史07 中国 Ⅱ 隋唐 興隆・発展する仏教
佼成出版社   2010年6月   
『地論思想の形成と変容』
国書刊行会   2010年6月   

講演・口頭発表等

 
『釈浄土群疑論』における三階教批判の論理
日本印度学仏教学会第40回学術大会   1989年9月16日   
中国の浄土教者懐感は、その著『釈浄土群疑論』において激しい三階教批判を展開している。懐感が三階教のいかなる思想を問題とみなし批判したかという点から研究をすすめた。その結果、三階教思想の基本的枠組みをなす「第一階」「第二階」「第三階」という用語自体が経文にはなく人間の言葉(人語)であるという点に、三階教批判の重点が置かれていることが明らかになった。(400字詰原稿用紙10枚分)
三階教典籍における「階」の用法
日本印度学仏教学会第42回学術大会   1991年7月20日   
三階教の教義の中心は人間の素質、能力の相違に対応した三段階の教えを提起するという点にあるが、キーワードとなる「階」の語が何を意味しているかについては、従来、厳密に検討されてこなかった。本論文では、開祖信行の著作とされる『対根起行法』、敦煌本『三階仏法』、およびその後の三階教徒の著作である『三階仏法密記』における「階」という語の用法について考察を加え、教義の体系化の過程を明らかにした。(400字詰原稿用紙12枚分)
『釈浄土群疑論』における念仏と念仏三昧
日本印度学仏教学会第43回学術大会   1992年6月20日   
「念仏」と「念仏三昧」の二語は、『釈浄土群疑論』の修行論のキーワードである。『群疑論』の130あまりの問答の内、約三分の一がこの問題に関連している。『群疑論』における二つの語の用法について検討し、「念仏」は口称念仏と念仏三昧の二つの意味で用いられていること、口称念仏は念仏三昧の実践の一部であることなどを明らかにした。(400字詰原稿用紙12枚分)
三階教文献における経典引用の方法について
日本印度学仏教学会第45回学術大会   1994年5月22日   
三階教思想の中心的枠組みである第一階、第二階、第三階という三段階の枠組みがいかなる権威に支えられて成立したか、いかなる経文を教証として重視しているかについて検討を加えた。その結果、当時最も権威の高い経典の一つとされた『涅槃経』の中で、「迦葉菩薩品」において菩薩、声聞、一闡提にそれぞれのレベルに応じた教えを授けたという箇所を特に教証として重視していることが明らかとなった。(400字詰原稿用紙15枚分)
三階教の教判について
日本宗教学会第53回学術大会   1994年9月10日   
そもそも教判とは釈尊一代の説法の順序を説明するということにねらいがあった。ところが、三階教の教判は釈尊滅後の人間の能力と教えのあり方に重点が置かれていること、劣った能力の者に高いレベルの教えを説くという教判であることなどの点に特徴を見出すことができる。このような三階教の教判論は高い宗教性を備えたものであるといえる。(400字詰原稿用紙10枚分)

Works

 
三階教写本研究の現況―新資料の紹介を中心として―
その他   2003年9月
本発表は、2002年から2003年にかけておこなった敦煌写本調査の中で新たに筆者が特定した三階教関係写本約10点に関して、個々の写本の特徴や筆写された文献の性格について明らかにしたものである。2002年度の中国留学の成果をまとめた論文の一つである。

社会貢献活動

 
東京仏教学院講師
【】  1999年4月 - 現在
社会福祉法人武蔵野千川福祉会評議員
【】  2006年4月 - 2009年3月