論文

2017年8月

臨床検査情報学の新しい展開 臨床検査値の統一スケール表示

臨床病理
  • 小林 利彦
  • ,
  • 山下 哲平
  • ,
  • 市原 清志

65
8
開始ページ
876
終了ページ
884
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本臨床検査医学会

全検査項目を統一スケールで表示し、それを検査業務や診療支援に利用可能か検討した。異常値を高率に含む日常検査データを用いて、検査項目毎に男女別に検査値の分布を調べ、両側2%を極端値として除外後、調整Box-Coxべき乗変換法により分布の正規化処理を行った。結果、大方の検査項目で分布を適切に正規化でき、正規化後の分布を検査項目毎の基準範囲を揃えて標準化した。標準化値zにより検査項目毎の計測単位や分布形状に依存しない形でデータを参照及び比較でき、また基準範囲に対して相対的にどの程度の変化であるかを容易に把握できるということがわかった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40021311958
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00253932
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/028500923
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2017400650
ID情報
  • ISSN : 0047-1860
  • 医中誌Web ID : 2017400650
  • CiNii Articles ID : 40021311958
  • CiNii Books ID : AN00253932

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