田渕研 (Tabuchi Ken) - マイポータル

基本情報

所属: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター水田輪作研究領域（ICT活用技術グループ）

学位: 博士（農学）

J-GLOBAL ID: 200901097762092206
researchmap会員ID: 6000008419

外部リンク: http://gallmidge.web.fc2.com/

http://www.naro.affrc.go.jp/tarc/introduction/chart/0501/index.html
専門は農地の周辺環境を考慮した害虫管理と天敵利用に関する研究。2010年4月から東北農業研究センター勤務。現在は斑点米被害を起こすカメムシ類の多発生環境や天敵昆虫類の広域季節動態を解明するための研究に従事。農地周辺環境から害虫被害を予測するハザードマップや天敵の利用可能性の可視化、それらの技術を生産現場へ活用することを推進したい。

研究キーワード

研究分野

経歴

2021年4月 - 現在

農研機構東北農業研究センター水田輪作研究領域（ICT活用技術グループ）上級研究員
2013年4月 - 2021年3月

農研機構東北農業研究センター生産環境研究領域（病害虫グループ）主任研究員
2010年4月 - 2013年3月

農研機構東北農業研究センター斑点米カメムシ研究東北サブチーム任期付研究員

論文

冬期気温データを用いたクモヘリカメムシ発生地域予測手法の広域適用性の検証

松木伸浩, 田渕研, 舛谷悠祐, 渡邊朋也

北日本病害虫研究会報 72 93-98 2021年12月査読有り
Intraspecific variations in life history traits of two pecky rice bug species from Japan: Mapping emergence dates and number of annual generations

Kazuhisa Yamasaki, Ken Tabuchi, Akihiko Takahashi, Takeshi Osawa, Akira Yoshioka, Yasushi Ishigooka, Shigeto Sudo, Mayura B. Takada

Ecology and Evolution 11(23) 16936-16950 2021年12月査読有り
ジアミド系殺虫剤に対するマメシンクイガ（チョウ目：ハマキガ科）の感受性低下の可能性：鳥取県2地域の事例

吉村英翔, 奥谷恭代, 中秀司, 田渕研

日本応用動物昆虫学会誌 65(4) 181-185 2021年11月25日査読有り
A potential habitat map for Vespa mandarinia (Hymenoptera: Vespidae) based on land-use information

Hideto Yoshimura, Kosuke Ota, Ken Tabuchi

Urban Pest Management 11(1) 1-9 2021年6月査読有り
Effect of photoperiod on winter and summer diapause of the soybean pod borer Leguminivora glycinivorella (Lepidoptera: Tortricidae)

Hideto Yoshimura, Ken Tabuchi, Ryuji Uesugi, Akihiko Takahashi

JOURNAL OF ASIA-PACIFIC ENTOMOLOGY 24(1) 246-253 2021年4月
クモヘリカメムシ（カメムシ目ホソヘリカメムシ科）の北進と気象データから見た越冬可能地域の変遷

田渕研

植物防疫 75 91-95 2021年2月査読有り筆頭著者責任著者
キャベツ栽培におけるオオムギ混植とネット障壁設置が害虫とそれらの天敵の発生に及ぼす影響

上杉龍士, 田渕研, 小西(降幡)令子, 吉村英翔

北日本病害虫研究会報 71(71) 131-137 2020年12月査読有り
飼料用米圃場の斑点米カメムシ類が隣接する主食用米圃場に及ぼす影響

上野清, 田渕研

北日本病害虫研究会報 71 100-107 2020年12月査読有り
クモヘリカメムシ（カメムシ目ホソヘリカメムシ科）の岩手県からの初分布記録, 被害発生状況および越冬可能地域

田渕研, 吉村英翔, 上杉龍士, 大江高穂, 髙橋明彦

北日本病害虫研究会報 71(71) 108-113 2020年12月査読有り筆頭著者責任著者
割れ籾がカスミカメ2種による斑点米被害に与える影響：広域リスク評価に向けた8品種の比較

田渕研, 櫻井民人

植物防疫 74 380-385 2020年7月査読有り筆頭著者
An Efficient Method for Monitoring Predatory Minute Pirate Bugs Orius spp. (Hemiptera: Anthocoridae) Populations Using Blue-Colored Sticky Traps.

Furihata S, Tabuchi K, Okudera S, Takahashi A, Hinomoto N, Shimoda M, Yamaguchi T

Environmental entomology 2019年2月査読有り責任著者
割れ籾がカスミカメ2種（カメムシ目：カスミカメムシ科）による斑点米被害に与える影響：8品種を用いた比較

田渕研, 櫻井民人

日本応用動物昆虫学会誌 63(4) 181-188 2019年査読有り
Detecting crucial dispersal pathways using a virtual ecology approach: A case study of the mirid bug Stenotus rubrovittatus

Takeshi Osawa, Kazuhisa Yamasaki, Ken Tabuchi, Akira Yoshioka, Mayura B. Takada

Ambio 47(7) 806-815 2018年11月査読有り
土地利用情報を用いたアカスジカスミカメによる斑点米被害のハザードマップ.

田渕研

植物防疫 72 432-437 2018年7月査読有り
Climate-mediated population dynamics enhance distribution range expansion in a rice pest insect

Takeshi Osawa, Kazuhisa Yamasaki, Ken Tabuchi, Akira Yoshioka, Yasushi Ishigooka, Shigeto Sudo, Mayura B. Takada

Basic and Applied Ecology 30 41-51 2018年査読有り
視覚コントラストを付加した青色粘着トラップによるヒメハナカメムシ類捕獲数の増強

田渕研, 高橋明彦, 日本典秀, 霜田政美

北日本病害虫研究会報 (68) 168‐172 2017年12月22日
Predicting potential rice damage by insect pests using land use data: A 3-year study for area-wide pest management

Ken Tabuchi, Taro Murakami, Shigeru Okudera, Shunsuke Furihata, Mitsutaka Sakakibara, Akihiko Takahashi, Tetsuya Yasuda

AGRICULTURE ECOSYSTEMS & ENVIRONMENT 249 4-11 2017年11月査読有り
農地周辺環境と耕作地における害虫と天敵の生息数比較: 地域レベルの害虫管理への展望. 植物防疫 70 (5): 323-328.

田渕研, 滝久智

植物防疫 2016年査読有り筆頭著者責任著者
東北地域における斑点米カメムシ類 : 2003-2013年の発生動向と被害実態

田渕研, 市田忠夫, 大友令史, 加進丈二, 高城拓未, 新山徳光, 高橋良知, 永峯淳一, 草野憲二, 榊原充隆

東北農業研究センター研究報告 = Bulletin of the National Agricultural Research Center for Tohoku Region 117(117) 63-115 2015年3月筆頭著者責任著者
Spatial and temporal influences of conifer planted forests on the orchard pest Plautia stali (Hemiptera: Pentatomidae)

Hisatomo Taki, Ken Tabuchi, Hayato Iijima, Kimiko Okabe, Masatoshi Toyama

APPLIED ENTOMOLOGY AND ZOOLOGY 49(2) 241-247 2014年5月査読有り

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MISC

北日本でのキャベツのオオムギリビングマルチ栽培における害虫抑制要因

上杉龍士, 田渕研, 小西(降幡)令子, 吉村英翔

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 64th 2020年
クモヘリカメムシ新規北限個体群の発見と越冬可能地域推定

田渕研, 吉村英翔, 上杉龍士, 大江高穂, 高橋明彦, 舛谷悠祐, 舛谷悠祐, 長谷川利拡

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 64th 2020年
天敵タバコカスミカメはバーベナとトマトどちらに放飼してもオンシツコナジラミを抑制できる

田渕研, 上杉龍士, 高橋明彦

東北農業研究センター研究成果ダイジェスト(Web) 2019 2020年
マメシンクイガ盛岡個体群の休眠機構

吉村英翔, 田渕研, 上杉龍士, 高橋明彦

北日本病害虫研究会報 (71) 2020年
放飼場所の違いがタバコカスミカメの施設栽培トマトへの定着に及ぼす影響:温存植物とトマト放飼の比較

田渕研, 上杉龍士, 高橋明彦, 高橋明彦

北日本病害虫研究会報 (70) 2019年
土地利用情報を用いた斑点米被害予測:被害予測モデルとハザードマップの外挿

田渕研, 上杉龍士, 高橋明彦

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 62nd 2018年
タバコカスミカメの放飼場所はどこが良いのか:バーベナとトマト放飼の比較

田渕研, 上杉龍士, 高橋明彦

北日本病害虫研究会報 (69) 2018年
卵塊設置によるクサギカメムシ卵寄生蜂調査

松尾和典, 冨田真理紗, 三田敏治, 田渕研, 高橋明彦, 降幡駿介

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 60th 2016年

書籍等出版物

森林と昆虫

滝久智, 尾崎研一, 曽我昌史, 大澤正嗣, 田渕研, 井手竜也, 徳田誠, 牧野俊一 (担当:分担執筆, 範囲:第2部第4章：里地里山の利用変化による影響)

共立出版 2020年12月 (ISBN: 9784320058255)
大台ヶ原の自然誌 : 森の中のシカをめぐる生物間相互作用

柴田叡弌, 日野輝明 (担当:分担執筆, 範囲:上田明良・田渕研17章シカがササを食べると針の短い寄生蜂が得をする. pp. 178-188.)

東海大学出版会 2009年7月 (ISBN: 9784486018308)
Ueda, A., T. Hino & K. Tabuchi (2006) Chapter 20 Deer browsing on dwarf bamboo affects the interspecies relationships among the parasitoids associated with a gall midge. In: Ecology and Evolution of Galling Arthropods and Their Associates (K. Ozaki, J.・・・

Springer-Verlag, Tokyo 2006年 (ISBN: 4431321845)
Tabuchi, K & H. Amano (2006) Chapter 13 Different oviposition strategies in two closely related gall midges (Diptera: Cecidomyiidae): aggregation veusus risk spreading. In: Ecology and Evolution of Galling Arthropods and Their Associates (K. Ozaki, J. ・・・

Springer-Verlag, Tokyo 2006年 (ISBN: 4431321845)
水谷信夫・守屋成一・山口卓宏・田渕研 (2009) 合成誘引物質と自動カウントトラップを利用したホソヘリカメムシの高度発生予察技術. 生物機能を活用した病害虫・雑草管理と肥料削減: 最新技術集 (宮井俊一・河合章・萩原廣・高橋賢司・吉田幸二・吉富均・木村武・守屋成一編). pp. 12-15.

中央農業総合研究センター, つくば市

所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

東京電力福島第一原子力発電所事故後の水田生物：営農開始後の遷移実態の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2018年4月 - 2021年3月

三田村敏正, 松木伸浩, 吉岡明良, 田渕研
農地景観の変化と気候変動が水田害虫の分布拡大に与える影響：長期データによる検証

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2016年4月 - 2021年3月

高田まゆら, 田渕研, 大澤剛士, 吉岡明良
水田周辺の景観診断による圃場単位の虫害予測モデルとリスクマッピング法の開発

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2017年4月 - 2020年3月

仲島義貴, 井田崇, 田渕研
水田周辺の土地利用情報に基づく環境診断：発生予察と天敵利用技術への応用

日本学術振興会科学研究費助成事業挑戦的萌芽研究 2015年4月 - 2017年3月

仲島義貴, 滝久智, 田渕研
農地景観における天敵昆虫の移動実態解明：景観生態学と分子生物学からのアプローチ

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2013年4月 - 2016年3月

田渕研, 土田浩治
広域スケールからみた牧草・畑作物害虫とその天敵類の空間分布及び移動パターンの解明

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2012年4月 - 2015年3月

仲島義貴, 田渕研, 滝久智
森林衰退を防ぐためのシカの管理が引き起こす、絶滅の連鎖に関する実証的研究

日本学術振興会科学研究費助成事業特別研究員奨励費 2005年 - 2007年

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