共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

ニューロフィードバックの倫理―医工連携の研究倫理と社会的受容性

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
17K08905
体系的課題番号
JP17K08905
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円
資金種別
競争的資金

本研究計画は4つの目標(1)ニューロフィードバックの開発状況の調査、(2)2つの軸に沿ってニューロフィードバックの倫理的課題を整理、(3)ニューロフィードバックの社会的受容性に関する調査、(4)ニューロフィードバック研究の倫理指針案を提言、以上を掲げ、調査研究、理論研究を実施している。目標(1)ニューロフィードバックの開発状況の調査を先行して実施し、文献研究および聞き取り調査の成果をデバイス軸による分析、レベル軸による分析に活用する(目標(2))。デバイス軸による分析、レベル軸による分析は、十分な倫理的、哲学的文献調査をて、理論的検討を行う。同時に、社会受容性の調査に関してはそれまでの文献研究を背景に、調査会社を用いた量的な調査を実施する(目標(3))。以上を取りまとめ、倫理ガイドを提示することにする目標(4))。
平成30年度は平成29年度に引き続き、上半期よりニューロフィードバックの開発状況と可能性に関する文献調査を実施した。それを通して、平成29年度に行った文献調査の補足を実施した。その結果、ニューロフィードバックは発達障害やうつ病、統合失調症といった精神疾患の治療としても有望であると同時に、顔の選好などに介入しうることが明らかとなった。また、その成果に応じて、ニューロフィードバック研究に従事する研究者へのインタビューの準備を練り上げ、質的調査のインタビューガイドを改定した。引き続き、ニューロフィードバックの社会的受容性に関する項目を重点的に調査をするインタビューガイドが妥当と結論づけた。【目標1】【目標3】
また、下半期より、デバイス軸の分析、および、レベル軸の分析のための、文献調査をもとに、量的調査のデザインを行った【目標3】。平成31年度には量的調査を実施して倫理ガイドを提示することを目指す。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K08905/
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K08905
ID情報
  • 課題番号 : 17K08905
  • 体系的課題番号 : JP17K08905