2015年4月 - 2017年3月
一卵性双生児不一致例のiPS細胞由来神経細胞を用いた双極性障害の分子病態解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
うつ病や双極性障害は、社会生活への影響が極めて大きく、原因解明と診断法・根本的治療法の開発が強く望まれる精神疾患である。ヒトiPS細胞の技術進歩により、患者iPS細胞由来神経細胞の解析が盛んになっているが、疾患による影響よりも個々人の遺伝的背景によるバラツキの影響を強く受けるためか、病因解明につながるような知見は得られていない。本研究では、双極性障害の類似疾患である双極型失調感情障害にかんして不一致な遺伝的背景の違いによるバラツキのない一卵性双生児を対象に、iPS細胞より分化誘導した前脳特異的神経幹・前駆細胞および皮質神経細胞の解析を行い、疾患の発症と強く関連する表現型の同定を試みた。
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- 課題番号 : 15K19753
- 体系的課題番号 : JP15K19753