講演・口頭発表等

沿岸域における放射性セシウムの陸域負荷の影響評価

日本海洋学会2021年度秋季大会
  • 御園生 敏治
  • ,
  • 中西 貴宏
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  • 鶴田 忠彦
  • ,
  • 尻引 武彦
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  • 長尾 誠也*
  • ,
  • 落合 伸也*
  • ,
  • 眞田 幸尚

開催年月日
2021年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
online
国・地域
日本

福島第一原子力発電所の事故が発生し、多量の放射性セシウム(RCs)が飛散し、周辺環境に沈着した。事故から10年が過ぎた現在、沿岸域へのRCsの負荷は、海底堆積物からの再懸濁と河川を通じた陸域流入が考えられる。RCsの動態理解のためには、陸域負荷の定量化が重要である。本研究では、沿岸域にセジメントトラップを設置し、沈降粒子のRCs濃度及びマスフラックスを測定した。また、沈降粒子の炭素窒素比,炭素安定同位体比を測定し、陸域負荷の影響評価を試みた。その結果、低気圧や台風のようなイベント時はRCsもしくはマスフラックスが上昇する傾向を示した。また、炭素窒素比,炭素安定同位体比より、陸域負荷の影響が強くなる傾向を示した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072066