2018年4月 - 2020年3月
確率的性能評価に基づく超高速な格子基底簡約アルゴリズム設計法の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
サンプリングアルゴリズムの動作がランダムネス仮定で説明できるか調査した.SVP Challengeなどの格子を使用して実験を行なった範囲では,説明できることがわかった.この得られた結果に基づき,効率的なアルゴリズムを構築するための道具として,ランダムネス仮定を利用してサンプリングアルゴリズムの性能を確率的に推定する方法を構築した.これは入力からGram-Charlier級数展開を利用して出力される格子ベクトルの長さの確率分布を推定できる.そしてこの方法の推定誤差を理論的に解析し,SVP Challenge格子を用いた数値実験により実際に精度良く推定できることを確認した.
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- 課題番号 : 18K18054
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Proceedings of the 6th ACM ASIA Public-Key Cryptography Workshop (APKC 2019) 13-22 2019年 査読有り