2020年4月 - 2023年3月
ラーニング・コモンズにおける学生スタッフのコンピテンシーリストの作成と研修の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、ラーニング・コモンズ(以下、LC)で活動する学生スタッフについて調査し、活動内容や運用を整理した上で、LCの学生スタッフに求められるコンピテンシーリストを作成する。また、コンピテンシー習得に必要となる研修やその評価の枠組みを提案することを目的としている。
2020年度の大学運営に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症は、2021年度も継続していたため、授業実施や施設の運営などについて、各大学は対応を余儀なくされた。学生の学習を支える場であるLCもコロナ禍前と同じ運用は難しく、それぞれの施設で対応が続いたことが想定される。そこで、昨年度実施したコロナ禍におけるLC開室状況についての調査を再度実施し、2020年度前期から2021年度前期までのLC開室状況についての調査を実施した。その結果、コロナ禍に入った直後は閉室する施設も多くみられたが、コロナ禍が続く中で多くの施設が感染症対策をした上で施設をあけ、学生が利用できるよう対応したことがわかった。また、学習支援や学生スタッフの活動についても、これまで取り組んできた対面での対応も可能な範囲で実施しつつ、新しい仕組みやシステムを取り入れた活動を展開した施設がみられた。特にオンラインを活用した取り組みは、学習支援を受ける利用者への利便性の観点から、今後も多くの施設で継続されることが見込まれる。
今回の調査から、各大学のLCは新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、試行錯誤の対応が続いたが、状況に応じて臨機応変に対応しつつ、コロナ禍での経験を学生にとってよりよい学習支援の提供につなげていることが確認できた。
2020年度の大学運営に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症は、2021年度も継続していたため、授業実施や施設の運営などについて、各大学は対応を余儀なくされた。学生の学習を支える場であるLCもコロナ禍前と同じ運用は難しく、それぞれの施設で対応が続いたことが想定される。そこで、昨年度実施したコロナ禍におけるLC開室状況についての調査を再度実施し、2020年度前期から2021年度前期までのLC開室状況についての調査を実施した。その結果、コロナ禍に入った直後は閉室する施設も多くみられたが、コロナ禍が続く中で多くの施設が感染症対策をした上で施設をあけ、学生が利用できるよう対応したことがわかった。また、学習支援や学生スタッフの活動についても、これまで取り組んできた対面での対応も可能な範囲で実施しつつ、新しい仕組みやシステムを取り入れた活動を展開した施設がみられた。特にオンラインを活用した取り組みは、学習支援を受ける利用者への利便性の観点から、今後も多くの施設で継続されることが見込まれる。
今回の調査から、各大学のLCは新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、試行錯誤の対応が続いたが、状況に応じて臨機応変に対応しつつ、コロナ禍での経験を学生にとってよりよい学習支援の提供につなげていることが確認できた。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K03100
- 体系的課題番号 : JP20K03100
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
4-
日本教育工学会研究会21-4 2021年12月4日
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日本教育工学会2021年秋季全国大会 2021年10月16日
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大学教育学会43回大会 2021年6月6日
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日本教育工学会 2020 年秋季全国大会,427-428 2020年9月12日