2008年 - 2010年
RhoAによる細胞分化機構を応用した歯根膜細胞移植治療のための基礎的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
歯根膜細胞の硬組織形成細胞への分化過程は、RhoA-ROCKシグナルが制御する細胞骨格の性状に依存的であり、その細胞骨格はBMP-4やWnt3aおよびWnt5aなどの硬組織分化に関与する遺伝子発現を制御すると考えられる。一方、RhoAおよびROCKを過剰発現した歯根膜細胞は著しい細胞増殖能の低下を示したことから、歯根膜細胞の分化は、細胞骨格の性状に加えて、種々の増殖因子や細胞外基質の協調制御が重要であると考えられる。
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- 課題番号 : 20592429
- 体系的課題番号 : JP20592429