2019年4月 - 2024年3月
パフォーマンス評価を取り入れた学習プロセスと作品を統合する音楽創作授業の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
4年目にあたる2022年度は,以下の2点を中心に研究を進めた。
第1に,作曲家による音楽作品の評価プロセスや思考を解明することを目的に2名の作曲家を対象として実施したインタビューは,トランスクリプトを作成しSCAT(Steps for Cording and Theorization)を用いて分析した。その結果,「「評価」に際しては,何らかの「要求」(課題,目的,オーダーなど)が介在すること」「「評価」においては,音そのものの意味(縦・断片),繋がりや展開(流れ)を聴くことになること」「「評価」に際して「要求」に応えていないことが,消極的な評価につながるわけではないこと」などを現時点において提示できる。ただし,これらの分析結果はあくまで「仮説」であり,引き続き精査が必要である。なお,以上の内容については,日本音楽教育学会第53回全国大会におけるポスター発表および,ラウンドテーブルにおいてその一部を報告した。
第2に,過年度に作成した創作学習のルーブリックについて,その妥当性を検証する方法を模索した。具体的には,Covid-19の影響が少なくなると思われる2023年度を目処に,小学校および中学校における授業実践を検討している。特に,中学校においては,レベルに応じたルーブリックの変更も必要であることが予想される。このことから,協力校の音楽科担当教員の意見を聞き,大枠を損なわない形でルーブリックの文言を修正が可能かどうか検討した。
第1に,作曲家による音楽作品の評価プロセスや思考を解明することを目的に2名の作曲家を対象として実施したインタビューは,トランスクリプトを作成しSCAT(Steps for Cording and Theorization)を用いて分析した。その結果,「「評価」に際しては,何らかの「要求」(課題,目的,オーダーなど)が介在すること」「「評価」においては,音そのものの意味(縦・断片),繋がりや展開(流れ)を聴くことになること」「「評価」に際して「要求」に応えていないことが,消極的な評価につながるわけではないこと」などを現時点において提示できる。ただし,これらの分析結果はあくまで「仮説」であり,引き続き精査が必要である。なお,以上の内容については,日本音楽教育学会第53回全国大会におけるポスター発表および,ラウンドテーブルにおいてその一部を報告した。
第2に,過年度に作成した創作学習のルーブリックについて,その妥当性を検証する方法を模索した。具体的には,Covid-19の影響が少なくなると思われる2023年度を目処に,小学校および中学校における授業実践を検討している。特に,中学校においては,レベルに応じたルーブリックの変更も必要であることが予想される。このことから,協力校の音楽科担当教員の意見を聞き,大枠を損なわない形でルーブリックの文言を修正が可能かどうか検討した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K14232
- 体系的課題番号 : JP19K14232
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
音楽学習研究 16 91-102 2021年3月 査読有り筆頭著者責任著者
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音楽学習研究 15 9-20 2020年3月 査読有り筆頭著者責任著者
講演・口頭発表等
5-
2023年度 日本音楽教育学会北陸地区例会 2024年3月9日
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日本音楽教育学会第53回全国大会 2022年11月6日
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日本音楽教育学会第53回全国大会 2022年11月6日
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音楽学習学会 第16回研究発表大会
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音楽学習学会 第15回研究発表大会 2019年8月25日
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講師, 助言・指導富山県音楽教育研究会研究部高校部会 富山県立氷見高等学校 / 富山県立呉羽高等学校 2023年6月15日 - 2023年6月16日
社会貢献活動
5