2017年4月 - 2020年3月
超早期がん診断・治療を革新する光応答メソ多孔質構造アパタイトナノ粒子の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 (A) 若手研究(A)
増殖・転移が非常に遅い超早期段階の腫瘍を細胞レベルで非侵襲に検出する診断,及び,完全に治療する材料開発が必要である.本研究では,生体内のがん細胞を非侵襲・高感度に検出して死滅させる目的で,生体内に類似した有機分子集合体における核形成と集積構造形成を利用し,生体親和性と発光特性に優れたメソ多孔質水酸アパタイトナノ粒子を創製した.さらに,分子修飾技術を駆使し,細胞レベルで超早期の腫瘍部位を可視化する診断技術へ応用した.創製した粒子の高感度選択性とメソ細孔の分子担持・輸送能を活用し,光応答性分子修飾による光誘起の抗がん剤放出原理を見出した.超早期がんの診断・治療を革新・創造するものである.
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- 課題番号 : 17H04954
- 体系的課題番号 : JP17H04954