講演・口頭発表等

2018年11月12日

破骨細胞・骨芽細胞活性を制御するリン酸化ナノセルロースからなる人工骨の開発

第40回バイオマテリアル学会大会
  • 西口 昭広
  • ,
  • 田口 哲志

記述言語
日本語
会議種別

人工骨は、超高齢社会に突入した我が国において、骨欠損に対する治療法として重要である。ハイドロキシアパタイトに代表される人工骨は、生体活性を有しているため、骨補填材として広く使用されている。より低侵襲な治療に向けて、インジェクション可能な人工骨の開発が行われているが、分解速度が速すぎるため、骨再生が完了する前に材料が吸収されるという課題があった。本研究では、インジェクション可能であり、破骨細胞および骨芽細胞活性を制御することで分解速度が制御可能な人工骨を開発することを目的とする(Figure 1)。アレンドロン酸を導入したリン酸化ナノセルロース(pNC)とリン酸三カルシウムをコンポジット化した人工骨を作製し、破骨細胞および骨芽細胞機能に対する影響を評価した。