2019年9月
エンシュア・リキッド投与時の経管チューブ閉塞要因の検索とその回避方法の検討
医療薬学
- 巻
- 45
- 号
- 9
- 開始ページ
- 522
- 終了ページ
- 527
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本医療薬学会
当院で使用頻度が高くチューブ閉塞の報告が多いエンシュア・リキッドを対象として、同剤と同時に使用されることの多い保健機能食品を混合することによる閉塞発生の有無について検討し、閉塞要因の特定を試みた。エンシュア・リキッド単独のサンプルをネガティブコントロール(NC)、チューブ閉塞が生じたサンプルをポジティブコントロール(PC)とした。NCの場合、pHの平均値は6.67、残渣は生じずチューブを通過した。これに対して、オルニュートを加えるとpHの平均値は5.06へ低下し、残渣重量はNCと比較して有意な増加が認められチューブは閉塞した。重曹1g以上を加えたサンプルでは、NCと比較して残渣重量の有意な増加はなく、PCと比較して残渣重量の有意な減少がみられ、サンプルはすべてチューブを通過した。また、pHの上昇に伴い残渣が減少することが示された。重曹2gを加えたとき外観は凝固物のない均一の懸濁液となり、経腸栄養剤の混合物通過後のチューブに残渣はみられなかった。
- リンク情報
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- URL
- https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2019&ichushi_jid=J03520&link_issn=&doc_id=20190910250004&doc_link_id=%2Fdb5pharm%2F2019%2F004509%2F004%2F0522-0527%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdb5pharm%2F2019%2F004509%2F004%2F0522-0527%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
- URL
- https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2019&ichushi_jid=J03520&link_issn=&doc_id=20190910250004&doc_link_id=10.5649%2Fjjphcs.45.522&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.5649%2Fjjphcs.45.522&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif
- ID情報
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- ISSN : 1346-342X
- eISSN : 1882-1499
- 医中誌Web ID : 2019395684