2019年10月 - 2023年3月
マルチタイムスケール海洋地殻生産モデルの研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
本研究は,中央海嶺プロセスの時間変動とその要因を明らかにすることを目的とする.具体的には,短期変動(1-10万年)については高解像度海底磁気観測に基づいた周期性の有無と気候変動要因の可能性を 検討する.長期変動(1000万年-)については長距離測線総合地球物理観測を行い,プレート運動復元とホットスポットの影響を 考慮して,変動の抽出を行う.
2021年度は,COVID-19の影響で,研究計画の大 幅な見直しが必要となった. 2020年度のインド洋航海がCOVID-19により中止となったため,既存データの解析を強化しつつ,再度観測を行うための準備を進めた.
既存データ解析の強化: 観測予定であった中央インド洋海嶺域の既存データの解析を実施するだけでなく,2019年度末に実 施された太平洋,インド洋,南大洋における磁気観測のデータを入手し,磁気解析による正確な年代決定と地形・重力データをあわせて,時間変動の周期性の 有無を検討した.中間成果について学会発表を行った.長期変動については,当初計画通りに,プレート運動復元およびホットスポット海嶺相互作用の観点から 解析を継続している.既存資料を利用したインド洋のプレート運動復元の研究は,国際誌に結果を公表した.分担者(藤井)の米国派遣,フランス人大学院生の招聘, モーリシャス研究者の招聘は,いずれもCOVID-19感染拡大が収束せず渡航制限が厳しい状況で,実施を断念した.
再観測の準備:中止となったインド洋航海を実現すべく,再度航海計画を立案し,提案を行った.現在審査中である.
2021年度は,COVID-19の影響で,研究計画の大 幅な見直しが必要となった. 2020年度のインド洋航海がCOVID-19により中止となったため,既存データの解析を強化しつつ,再度観測を行うための準備を進めた.
既存データ解析の強化: 観測予定であった中央インド洋海嶺域の既存データの解析を実施するだけでなく,2019年度末に実 施された太平洋,インド洋,南大洋における磁気観測のデータを入手し,磁気解析による正確な年代決定と地形・重力データをあわせて,時間変動の周期性の 有無を検討した.中間成果について学会発表を行った.長期変動については,当初計画通りに,プレート運動復元およびホットスポット海嶺相互作用の観点から 解析を継続している.既存資料を利用したインド洋のプレート運動復元の研究は,国際誌に結果を公表した.分担者(藤井)の米国派遣,フランス人大学院生の招聘, モーリシャス研究者の招聘は,いずれもCOVID-19感染拡大が収束せず渡航制限が厳しい状況で,実施を断念した.
再観測の準備:中止となったインド洋航海を実現すべく,再度航海計画を立案し,提案を行った.現在審査中である.
- ID情報
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- 課題番号 : 19KK0090
- 体系的課題番号 : JP19KK0090
この研究課題の成果一覧
絞り込み
書籍等出版物
1-
出版社:マントル出版、発行所:オリンピア印刷株式会社 2020年6月10日
社会貢献活動
1