2009年 - 2011年
宗教的資源の観光的活用と世界遺産指定との関係に関する宗教学的研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 21520065
- 体系的課題番号
- JP21520065
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 4,550,000円
- (直接経費)
- 3,500,000円
- (間接経費)
- 1,050,000円
- 資金種別
- 競争的資金
世界遺産指定に関わる地域において、宗教を観光資源として活用する動きは非常に強い。これは行政や観光産業の側からの要求であることはもちろんであるが、宗教の側からも、観光を積極的に利用しようという動きも大きい。ただ、当該地域の宗教の位置によって相違が見られる。熊野の事例では神道は積極的であるが、長崎のキリスト教の事例では観光に対して強い懐疑をもっている。また、世界遺産指定を目指す地域では、住民たちが自らの地域の歴史や伝統を改めて自覚し、彼らのアイデンティティを強化している事例が認められる。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 21520065
- 体系的課題番号 : JP21520065