研究ブログ

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NEW 新刊出ました

新刊『トルコ語話者に教える―日本語教師読本 40』(Webjapanese)が出ました。

https://note.com/uger_san/n/n123f4ed62513

詳細はこちらの記事に書いてあります。日本語教育そのものを扱った本とも言いにくいですが、それに関連する領域としては初めての著作ということになるかと存じます。トルコ・アンカラでの自分の経験をつづった本、ともいえるかもしれません。これからトルコでの日本語教育に従事する人にとってお役に立てる本になることを望んでいます。

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ちょっとだけ、テュルク諸語の見分け方(センター試験用紙に実名が載った記念)

2019年1月19日(土)に実施された大学入試センター試験、地理の問題にこういう問題が載ったというツイートを拝見して、へーと思いながら画像を開いてみると、あらびっくり。わたしの名前が記載されているではありませんか。

https://twitter.com/kenkensz9/status/1086455098182520833

なるほど、ウズベク語とウクライナ語はどちらでしょうか、という問題で、基準にということでトルコ語、ロシア語の基本数詞1,2,3,4がヒントとして載っているということなのですね。

わたし自身はもちろん問題作成に直接関わったわけではなく(そもそも今トルコ在住なので物理的にも仕事的にも無理ですわな)、作問した方が拙著を参考にしてくださったということなのでしょう。

まさか、自分の名前がセンター試験の問題用紙に載る日が来ようとは思ってもみませんでした。その意味で、ちょっとうれしいというか、今回のセンター試験のこととはもちろん直接関係ありませんが、本を出せてよかったなと思います。

さて、数詞が似ているということで言語系統が同じ(つまり、同じ祖先をもつ異なる2言語である、と言い換えてもよいです)かどうかが見分けられるということは本当に可能なのでしょうか。

私は現代トルコ語、最近は現代アゼルバイジャン語(「現代」と書いているとこ、地味に重要です)に触れている時間が長く、テュルク諸語を網羅的に見ているとは言えない身分なのですが、テュルク諸語どうしに関して言えば、現代語どうしで数詞を見比べると、なるほど「似ている」ような気がします。簡単な表をつくってみましょうか。

  トルコ語アゼルバイジャン語 ウズベク語 カザフ語
 1 bir birbir bir 
 2iki  ikiikki yeki 
 3 üçüç uch üsh 
 4dört dörd to'rt tört 
 5 beşbeş besh bes 
 6altı altı olti altı 
 7yedi yeddi yetti zheti 

私自身はロシア語の知識はほとんどないので、今回のセンター試験に同じく出題されているウクライナ語とロシア語の関係には触れられませんが、多少心得のあるテュルク諸語のうち、トルコ語、アゼルバイジャン語、ウズベク語、そしてカザフ語を例にして、数詞の1から7くらいまで見てみましょう。

たしかに、ぱっと見て「似ている」ような気がするでしょう。ただ、この「似ている」というのはとても危なっかしい感覚です。たとえば、7を比べると、なるほどトルコ語、アゼルバイジャン語、ウズベク語あたりはわかるにしても、語頭の[j](雑に言うとヤ行の子音)の音が、カザフ語では[ʤ](これまた雑に言うと「ジャ」「ジュ」「ジョ」の子音に近い音)になっています。

これ、発音の仕方からして、はたしてみなさんは「近いな〜」という感覚になるでしょうか?

ということで、より正確を期していいますと、言語の系統を調べるにあたっては、私たちのぱっと見の主観的な「似ている(気がする)」ではなくて、こういう「別言語からの借用があまりなさそうな対応する語どうしを見比べて、その比べられている言語どうしの音と音が対応関係にあるかどうか」ということがより重要視されます。

たとえば、上の数詞のリストから見て、ヤ行とジャ行の対応関係以外にも、トルコ語のaはウズベク語のoと対応関係にあるなあとか、トルコ語のş(これはシャ、シュ、ショの子音の音に近い子音をあらわします)はカザフ語のs(サ行の子音ですね)に対応しているようだな、などなど。

これを、他の対応する語どうしの関係なども追加で調べて、規則的な対応関係があると確認することで、ようやく言語系統的にX語とY語は同じ祖先から来ているようだ、というひとまずの結論を導いていくわけです。

なので、「日本語のこの語と、遠く離れたたとえば南アジアにあるある言語のこれは似ている!これとこれも似ている!だから両者はたぶん親戚関係!!」というやり方は受け入れられにくいのです。別系統の言語から、ある語だけ借りてきた、という可能性なども出てきますからね。同じく数詞を例にしますと、日本語で「いち」「に」「さん」「し」…という読み方がありますが(一方で、「ひ・ふ・み・よ…」もありますね)、いわゆる「音読み」の音は漢語由来の音なわけで、このことを考慮に入れないと「数詞の音が対応関係にあるから、日本語と中国語は同起源の言語…」という結果が出てしまいかねないわけです。

高校までのカリキュラムでは、きっとこういうことまでは教わらないのではないかと思います。きっと、テュルク語族にはこれこれこういう言語が入っていて、またインド・ヨーロッパ語族ならこれとこれとこれ…という形で暗記している人も多いでしょうね。

しかし、では教科書や参考書にリストアップされているその言語系統は、どうやってできあがり、どうやって精度が上がっていったか、という話になってきますと、上で述べたような先人たちの地道な作業の成果がそこにあるわけです。



高校生のみなさん。
大学での勉強、楽しそうでしょう?暗記していくような内容も大学にはもちろんありますが、たとえば現代のテュルク諸語ひとつとっても、精度の高い「似ている」「ここが違う」というようなことを見ていくというのは、大学(またはその上の大学院)でおこなえる、立派な「研究」の一つです。

それ以前に、おそらく中学・高校まで外国語といえば英語、触れたことがあるとしてもせいぜい中国語、フランス語、ドイツ語、韓国語…これら以外の言語の存在を意識したことがある人は、はたしてどれくらいいるでしょうか。

言語の数を正式にカウントするというのは実はとても難しい問題ですが、それでもある基準によれば6000とも7000とも、またそれ以上ともいわれる数の言語が現在も世界にはあります。

センター試験で「へー、ウクライナ語(またはウズベク語、トルコ語)ってのがあるんだ〜」ということを改めて意識したみなさん。みごと今年の春に大学に入学した暁には、ぜひ大学で開講されている「いろんな言語」に興味をもってみることをおすすめします。

上で示したような数詞に限らず、文法も系統の同じ言語どうしは共通しているところがたくさんありますが、どこが似ていてどこが違うのかを調べる道に進むもよし、単に面白そうだからいろんな言語を見てやろう、と趣味半分でやるもよし。

そこから楽しみを見つけた瞬間、受験の暗記科目にしか見えなかったことも、世界に視野が広がっていくきっかけを作ってくれる、「役に立つこと」に変身することうけあいです。

というわけで、受験生の皆さんの明日2日目も引き続きご健闘を祈りますとともに、「その他の外国語」(できればテュルク諸語!!)に興味をもってくれる若い人たちの登場を、心から楽しみにしたいと思います。Herkese iyi çalışmalar, ve bol bol başarılar dilerim.(みなさんのご成功を!)

※参考文献
Öztopçu, Kulturuş, Abuov Zhoumagaly, Kambarov, Nasir and Azemoun, Yousssef (1996) Dictionary of the Turkic Languages. London/New York: Routledge.

※追記
「語彙」と「語」を混同して書いていた部分が数カ所ありましたので、修正いたしました。私自身の誤解・誤用によるものでした。ご指摘くださった先生に感謝いたします。また、「借用」という語もわかりやすく書き換えてみました。上記の先生ならびにkozawaさんありがとうございます。kozawaさんには、あとでお礼に往復ビンタしますね!
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今後の予定

今夏の予定。

  • 7月上旬~中旬 バクーにてアゼルバイジャン語文法および文字表記史の調査(楽しみ)
  • 7月下旬~8月中旬 一時帰国、東京、大阪にそれぞれちょっとだけ滞在します(半分仕事の半分人に会いまくるそれです)(とても楽しみ)
  • 9月上旬 ドイツ訪問。数日滞在して、旧友を訪ねようという企画です(超楽しみ)。

今夏が楽しく、有意義なものになりますように。お会いする予定の方々、どうぞよろしくお願いします。
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アンカラの生活(3) 衣食住の「衣」

 基本的にトルコでは、衣食住には困らない。困らないというか、日本での生活を思うと天国に近いとすら思うことがある。
 「食」と「住」はまた後日改めて書くけれど、「衣」、つまり服も手ごろな価格でLC WaikikiとかKotonなど、全国規模のチェーン店が街中のいたるところにあって、私が見る限りでも現地の人にもよく利用されている。
 実際トルコに来てから、2年半ほど経過したけれど、さすがに最初に渡航した時に持っていたものもいつの間にか摩耗して着られなくなったりしたものも多く、気がつけばこちらで買ったものがほとんどになった。
 さて肝心のクオリティだけど、品質としてはしっかりしていて、特に日本製のものでないと困る、ということは感じたことがない。若干腕の部分が長いかなあと思うことがあるが、これは私の腕の長さがもともと短いこと(そう、悲しいくらいに)と、トルコの人たちの体型を考慮した上でのことなのだろう。同じく下着も、特にパンツのほうは若干違和感があるのだけど、これも私の足の長さ(以下省略)なのであろうと思う。どうしても着られないということはまずないし、値段も現地の物価感覚でいえば、頻繁に買えそうという感じでもないけれど、ブランド品などでなければ、それほど高くつくわけでもない。ちなみにブランド品は、世界的にも有名なメーカーがトルコにはあって、女性の方はVakko(リンク先、音声注意)というブランドなどひょっとしたらよくご存知かもしれないが、あのあたりになってくるとさすがに高級嗜好品の部類に入ってくるのかなとは思うが。ジーンズも、たとえばMaviというブランドがあって、ジーンズ以外の衣料品も売ってあって、個人的にはここで買い物をするのが気に入っている。なお、一度店員さんに裾直しはしてくれるのか聞いたこともあるけど、さすがジーンズ専門店で、もちろん対応可能とのことだったけど、他の店でもやってくれるかどうかは聞いてみないとわからない。もっともまだこちらではジーンズはじめ、ズボンをまだ買ったことがないのだけど。基本的には日本に一時帰国した時に買いそろえているあたりが、まだまだ現地の生活になじめていない部分と言われてしまえば、その通りかもねとは思うけどね。
 ついでながら、スーツもまだ一式をこちらでまとめて買ったことはなくて、ジャケットを一着衝動買いしたくらい(これは職場の同僚に好評だったのでちょっとうれしかった)。日本から持って来ていた先日ついに股ずれをおこしたようで、お尻の部分が破れていることに気がついたときは悲しかった。結構気に入っていたのを一張羅だと言って日本から持って来ていたのだけど、目下の悩み事は今夏一時帰国した時にまた日本で買って持って帰るか、はたまたアンカラでそろえてしまうほうがいいのか。価格を考えれば、もちろんこちらで買うほうがいいに決まってはいるのだ。なんせ物価感覚、2017年時点では、基本的には日本の1/3なのだから。

さて次回のテーマは「食」。これは結構興味がある方も多いかもしれないので、とりあえずネタを考えておきます。食費がいかに安く上がっているかを述べたなら、今読んでくれているあなたもきっとトルコで生活したくなるに違いない…!
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アンカラの生活(2) 最初のすみか

 トルコに来てから、アパートを借りて一人暮らしを続けている。当然入国してからいきなりアパートを借りられるというわけにはいかず、最初の頃は学科の人たちに手続きをしてもらって、大学付属の寮に入ることになった。
 本当ならそれも入寮というか部屋を割り当てて入寮するのにはかなりいろいろな手続きが必要だったはず(らしい)のだけど、これは同僚たる学科長のかなりのプッシュがあって、入国即着任してその次の日からその寮に入れるということに。空いてる部屋が2つほどあって、どっちがいいかと聞かれたので、気に入ったほうに早速入って、結局1か月ほど寮でお世話になることになった。もともと、その寮に長居するつもりもなく、落ち着いたらすぐにでも引っ越しして一人暮らしの環境を整えたかったのであった。
 寮は大学からバスで30分のところ、中心地からやや離れた住宅街(聞くところでは、アンカラ市内でもかなり人の多い街区らしい)の一角にあって、職場までバスで通うことに。運良く、同僚が数名その寮の近所に住んでいたので、最初はいろいろ調べてもらってこの番号とこの番号のバスに乗れば職場と寮に行けるという情報など教わったことだった。距離的にはあまり職場とは離れていなかったのだけど、問題は帰宅するタイミングで、アンカラ(イスタンブルはもっとひどいらしい)は朝夕のラッシュ時の道路が本当に混雑するので、下手をすると1時間半かかったりなどしていて、そういう目にあうごとにああこれは、地下鉄のある沿線のところに早くいい物件を見つけないといけないな、と思っていた。もっとも、寮の周りの環境はけっこうよくて、近くには常設の市場とか日用品店もスーパーなどもあって日用品などは週末にふらっと出ればすぐ買えたし、酒屋のおっちゃんとはすぐ顔見知りになって、ナッツ的なものなどけっこう割引してもらったりなどして、ああやっぱりトルコいいところだよな、とか能天気に思っていたことだった。
 入り口にもセキュリティの人たちなどもいたし、一人部屋なので盗難などの心配も全くなかったのだが、水道管が古かったらしく、台所のお湯をひねるとずっと茶色い液体がドバドバ出るのはさすがに辟易した(一度かけあってみたのだけど、それはもうしょうがないと言われた)。シャワーのお湯の透明度も運次第だった。職場のIDが確定されてから、寮でもそのIDで無線LANが使えるはずだったのだけど、これもよくありそうな話でLANの機器から遠いところに部屋があったため、結局タブレット機器を持って外でメール対応したりなどして、そうだなあやっぱり一人暮らしで環境をそれなりによくしたほうがいいなあ、とも思ったりしていた。もっともさすが寮で、勉強用の(仕事用の)机はいい感じにおいてあったし、そんなに広い部屋でもなかったがクローゼットもあったし、IHヒーターは故障していた(ので、結局最後まで事実上自炊はできなかった)けど、なるほどまあ喜楽は気楽かなあ、とも思えた。冷蔵庫も小さいのがあったので、まあ朝ごはんくらいならなんとかなるかなあという感じで。
 寮に入った日、とりあえず最初にスーパーで買ったものは紙コップと紙皿、飲料水にパンと、加熱しないでもよさそうな適当な食料品、あとたぶんビールも買ったと思う。数日後水がなかなか排水されなくて、パイプユニッシュのようなのって売ってるのだろうかと恐る恐るスーパーに探しに行って、普通に売ってあったときは感動した。やっぱりトルコでも排水詰まりってあるんだよなあと妙に納得したことであった。
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アンカラの生活(1) 自宅のあれこれ

アンカラに来て、早くも2年半になろうとしています。来月でちょうど2年半です。

この間、いろんなことがあって、たまに来てよかったと思ったり、もう帰りたいと思ったりなどしつつ、気がつけばこんなに時が経っているのかと思ったりします。

ところで、異国の地で仕事をしている邦人研究者はたくさんいると思いますが、トルコには、欧米諸国と比べるとそれほど多くないのではないかと推測しています(私の知る限り、それなりにはいらっしゃるのですが)。ただ、その先生方でも、こちらに生活の拠点が完全に移っているタイプの人が多いようで、私のようにいずれ日本に帰ることを想定している人となると、あまり多くないのではないのではないかと思っています。

ともかく、そろそろ、一度自分のここでの経験を文章にまとめておくべきなのかなと思いました。せっかくResearchmapのブログもあるわけなので、これから少しずつ、いろいろと書きためていこうと思います。ひとまずは仕事の話は(できないこともたくさんあるので)おいといて、周辺には迷惑がかからないであろう自分の生活の話。衣食住のところあたりからまとめていきたいと思います。乞うご期待(しないでください)
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久しぶりにアゼルバイジャンのビザを事前に申請するの週

ブログの更新は久しぶりです。

7月に、科研の計画として最後の現地調査に出かけるべく、ちょっと時期的には早いのですが月曜日にビザ申請、金曜日無事受領となりました。大丈夫だろうとは思っていましたが、無事におりてほっとしているところ。

アンカラ在住のため、アンカラにあるアゼルバイジャン大使館で申請しました。同大使館は、アンカラの市街地からやや離れたOr-An地区というところにあります。そのあたりは各国大使館が並んでいて、テュルク諸国関連でいえばカザフスタン大使館なども。いずれカザフスタンにも行ってみたいなあなどと思いつつ、申請と受領の計2回足を運ぶこととなりました。ちなみに、Or-An地区にはトルコ・日本基金文化センターという、在留邦人やトルコの日本関係者には各種イベント開催地として馴染み深い場所もあります。

以下はビザ申請の備忘録。参考になるかどうかは人によってそれぞれでしょうし、必要書類なども時節によって変わる可能性が高いので自信がありませんが、2017年4月時点の日記として。なお、2017年4月時点では、単にエントリービザを取得するだけならバクーの空港で申請できます。今回あえて事前申請したのはいくつか理由があって、

  • 飛行機に乗る前に毎回「お前ビザないじゃん」と言われる面倒さを回避したかった(航空会社はバクーの空港で申請できることを知らない場合が経験上多い)
  • 入国審査で万が一「あんた、なんで何回もここにきてるの」的な疑念を持たれる可能性を減らしておきたかった
  • 記念の意味。科研最終年度、最後の現地調査ということで気合も入れたい

という感じです。日本国籍だと、アゼルバイジャンは(少なくとも学術ビザも)ビザ申請が無料なのがありがたい。

以下、備考および提出書類を。
  • ビザ申請手続き時間:月曜-金曜午前9時から午後1時まで
  • パスポート受領:金曜日午後4時(月曜日の午前中に申請して、金曜日に来いと言われて、金曜日に早く行ったけどダメだった。4時まで待つ)。ただし、申請してから3日間空いて次の日、みたいな説明があった(うろ覚えだが)ので、水曜日などに申請した場合は翌週になるのではないかと予想します。おそらく、申請時にいついつに来いと教えてくれるはず。教えてくれなかったら、聞けばいいのですが。
  • 必要書類は、事前にウェブでE-visa申請しておいて、その印刷物の写し1部。ほぼ同内容の手書き用申請フォーム1部。写真はこれに貼り付けたもの1枚だけでよかった。また、ビザの種類によっておそらく変わってくるであろう、現地からの招待状。私の場合は、学術ビザを申請したので、バクーの大学からいただいた招待状のコピーを提出。一応ホテルの予約確認書も持って行ったけど、不要だった。
  • アンカラでの滞在が確認できるもの。私の場合は、労働許可証(カード式のものがある)を持っていたので、そのコピーを1部提出。
  • パスポート本体。これが不安の一番の要素で、一時的にではあれ預けて、その間所持しない状態になるので、万が一のためにパスポートは写真部分のコピーを持っておくのが吉かと思われます。
たしか、これだけだったような。こう書いていくとなにやら面倒そうですが、以外にぱっと書類などは準備できるという感覚もないこともないです。あと、ビザ取得が空港でもできるようになったせいか、大使館もあまり人が並ばないので待ち時間を計算しなくていいというのもあります。

そんなわけで。あとは現地での活動の準備を万端にしてから行くということで。

ああしかし、ビザが無事に取得できると、やはりちょっとこう、嬉しくなりますね。パスポートが無事にまた戻ってきた安心感との相乗効果もあるのかとも思いますが。
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日記

13日、14日と更新できず。13日は雑務等々に追われて1日終了。14日は午前中所用にて外出、午後からツイキャス、その後睡眠。よい1日でありました。

そして今日15日。アンカラの大使公邸にて日本人会の新年祝賀会があったので出席。関係各位に挨拶して回る。3年目にもなってくると、かなり知り合いが増えるなあと実感する。大使にもご挨拶。所属先のことをいろいろ考えてくださっているのが個人的にもたいへんありがたい。

さて、今週土曜と日曜に、「第5回トゥルク諸国日本語教育セミナー」というのを開催します。私は裏方に徹する予定ですが、うまくいくことを祈るのみであります…
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日記

 今日は正午前に出勤。相変わらずアンカラは寒い。春よ来たれかし。

 日本語書類のチェック、および関係者へのメール業務等々。雑務だが、授業テスト採点等々が一段落しているので落ち着いて対応できたのがよかった。採点は早めに終わらせておくに限りますね。

 日本語の文章作成は、外国人講師として当然期待される仕事の一つであると再認識する一日だった。日本にいる間、非常勤ではあったがそういう授業)つまり、文章表現)を担当させてもらえたことに感謝しないといけないのだろうと思う。
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