論文

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2018年2月

4世紀から8世紀の東アジアにおける金工品タガネ彫の変遷とその背景

古代学研究
  • 古川 匠

215
開始ページ
11
終了ページ
29
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
古代学研究会

4世紀から8世紀の東アジア世界の金工品を、タガネ彫から検討した。もともと中国大陸では二つのタガネ彫の系譜が併存した。朝鮮半島西部、南部の百済、加耶でも同様であるが、東アジア世界の辺境である東部の新羅、日本列島の倭では、7世紀までこのうち蹴彫の系譜しか存在しない。しかし、日本列島では蹴彫の系譜が7世紀前半に断絶し、逆にもうひとつの毛彫の系譜が現れ、支配的となる。古墳時代から飛鳥時代への変化のなかで、金工品生産体制も刷新されたことが判明した。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40021469334
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00092491
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/028831951
ID情報
  • ISSN : 0386-9121
  • CiNii Articles ID : 40021469334
  • CiNii Books ID : AN00092491

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