論文

査読有り
2018年6月

各種レジンセメントによるCAD/CAMレジンブロックと象牙質との接着強さ それぞれの材料およびそれらを付き合わせ接着したときの接着強さについて

日本歯科保存学雑誌
  • 鈴木 未来
  • ,
  • 掘江 卓
  • ,
  • 長塚 由香
  • ,
  • 八谷 文貴
  • ,
  • 井上 和穂
  • ,
  • 岸本 崇史
  • ,
  • 村田 公成
  • ,
  • 冨士谷 盛興
  • ,
  • 千田 彰

61
3
開始ページ
178
終了ページ
189
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(NPO)日本歯科保存学会

目的:CAD/CAMレジンブロックと各種レジンセメントの接着試料(C-RC)あるいは象牙質に対する各種レジンセメントの接着試料(D-RC)の初期接着強さ、レジンブロックと象牙質の被着面をレジンセメントで付き合わせ接着した試料(D-RC-C)の初期接着強さを比較検討するとともに、象牙質が被着面に含まれる場合のワンステップセルフエッチシステム使用の効果も検討した。材料と方法:#800仕上げ/サンドブラスト/リン酸/シラン処理(Ceramic Primer Plus、クラレノリタケデンタル)したレジンブロック(Cerasmart、ジーシー)と#800仕上げのウシ象牙質に平坦な被着面を調製し、セルフエッチシステムおよびレジンセメントとしてScotchbond Universal Adhesive、RelyX Unicem2 Automix、RelyX Ultimate Resin Cement(おのおのSBU、UN、UL、3M ESPE)とClearfil Universalbond Quick、SA luting plus(おのおのCUQ、SA、クラレノリタケデンタル)を用いた。C-RCでは各レジンセメントのみを塗布し、またD-RCとD-RC-CではSBU-/UN(UN群)、SBU+/UL(UL群)、CUQ-/SA(SA-群)、CUQ+/SA(SA+群)などの各接着試片を調製後、微小引張接着強さと破壊形態を検討した。なお、微小引張接着強さの測定結果は一元配置分散分析とTukey's testを用いてα=0.05で統計分析を行った。成績:UNおよびUL群のC-RCは66〜68MPaの良好な接着強さを示した。UN群のD-RCおよびD-RC-Cは5〜10MPaで界面破壊が多くみられたが、セルフエッチシステムを併用したUL群は31〜33MPaと有意に高く、SBU、ULあるいは象牙質内凝集破壊が出現し、セルフエッチシステムの接着促進効果が認められた。一方、SA-群とSA+群のC-RCは41MPaで界面破壊が多くみられた。D-RCあるいはD-RC-CではSA-群の試片は象牙質とレジンセメントは全く接着していなかったが、SA+群では界面破壊が中心の14〜27MPaの接着強さを示すようになった。結論:レジンブロックや象牙質におけるレジンセメントの接着試験の結果は、それらを付き合わせ接着したときの結果と必ずしも同様でないことが判明した。また、それらの良好な接着性獲得のためには、セルフエッチシステムの併用によるレジンセメントの象牙質接着性向上を図る必要性が判明した。(著者抄録)

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